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一号館一○一教室

「日中ここがおもしろい!」座談会の概要

2020.10.19 00:41

10月10日、Webマガジン「一号館一○一教室」のメンバーが新宿ワシントンホテルに集まり、「日中ここがおもしろい!」と題して、「黄文葦の日中楽話」の第8話と第9話を読みながら率直に感想・意見・情報を交換しました。 

以下はその座談会のまとめです。 


ニュースによると、中国の王毅外相は今秋、日本と韓国を訪問する予定で、新型コロナウイルスへの対応のついてほかの両国と意見を交わす予定だそうです。日本、中国、韓国が協力して感染症と戦って、東アジア地域を安定させる動きが見えてきました。他方、アメリカは依然として困難状態に陥っているようで、トランプ大統領自身が新型コロナにかかったことにもそれが表れています。  

  

● 東アジアの国々のコロナ対策が比較的うまくいっていることがきっかけになって、将来に向けていっそうパートナーシップの強化につながっていけばいいと思っています。そうした状況の中で、メルマガ「黄文葦の日中楽話」が発行されたことは大きな意義があります。メルマガをスタートしてすでに二ヶ月が経って、私たちとしても、精一杯応援したいと思っているところです。  

  

● 第8話の記事で、中国ではこのところ副業をする若者を「両生類の若者」と呼んでいるとのレポートが面白かったです。その上で、私は「両生人」という概念を作りました。いまのフリーランスの仕事も「両生人」としての生き方です。日本でも最近、副業に対する意識がずいぶん変わりつつあります。例えば、神戸市が副業として働ける外部人材を募集することも話題となりました。 

   

● 毎回のメルマガの分量にびっくりしています。そのなかには、共感できるものもいっぱいあります。例えば、第9話のアイドルのおならを虹に譬えるトピック。日本では、かつて「松田聖子ちゃんはおならをしない」という言い方がありました。アイドルのおならも魅力的という発想は興味深いです。ファンのコミュニティ、新しいファンのカタチが見えました。   

 

● 第8話の中、伝説のパンダの巴斯の物語に感動しました。たんに可愛さだけでなく、もっとダイナミックな一生のストーリーがあって……、まるで『西遊記』のように一冊の本にできそうな内容です。


 ● メルマガの今後に期待することは、やはり生の取材です。例えば「今週の両生人」といったコーナーで、日本と中国の間に行き来する人のインタビューを届けたり、大きな目玉になるような有名人を取り上げたり。また、もっと若い世代にも響くように、例えばアイドル紹介やエンタメ情報を取り入れたらどうでしょう。日中の教育事情の比較も面白そうです。 


当方の感想:  

大体二年前から、「一号館一○一教室」の仲間と話し合う中、メルマガのアイデアが生まれました。今年、新型コロナのおかげとも言えますが、周知のように、今年、仕事と暮らしに関して、オンライン時間が増えてきて、オンライン発信をさらに活用していきたいという思いで、思いっきり実行しました。  

今年、当方は来日20周年、日本より中国と距離を置いているはずです。メルマガのおかげで、常に中国の友人、情報の関係者たちと連絡を取るようになりました。最新の中国事情を深く掘って自身の考え方を加えて読者に伝えよう、なるべく日本のマスコミが伝えない新鮮な中国事情を読者に届けようとします。 

もう一つ、日本は先進国だから、中国は日本を見習うべきだとずっと思っていたのが、この十数年間、中国はあらゆる面で急速に変化してきました。今、中国が日本の参考になる部分もあるのではないでしょうか、また中国人の対日観について、日本人がわかっていないところが多いと思っています。 例えば、中国では、日本の芸能情報だけではなく、日本の純文学も流行っている。若者が日本文化に関心を持つだけではなく、中国の学者たちもよくいろんな角度から日本を研究しています。中国人の対日感情を伝えよう、それもメルマガを作る初心です。

過去一年間、いろんなメルマガを研究してきました。相互的なコミュニケーションできるメルマガを目指したい、他人の強みを活かして、自分の特徴を作りだしたいのです。 

「一号館一○一教室」の皆さん、ご意見・ご感想、本当に心から感謝いたします!