鍋のような存在に、私はなりたい。
2016.03.11 12:58
熱くてやる気があって、周りに対して良い影響を与える人がいる。
一方で、
冷めていて批判的で、周りに対して悪い影響を与える人がいる。
火に水をかけると消えてしまう、のと同じように、せっかくやる気のある人材も、
冷めた人材が多すぎる環境ではうまく燃えることが出来ない。
しかし、僕はある事実に気がついた。
鍋に水を入れて火にかけ続けると、水を沸騰させることが出来る、ということに。
つまり火と水の間に「鍋」をひとつ挟むだけで関係性は逆転し、
水が火のジャマをするのではなく、火が水を活かすというパラダイムシフトが起きるのだ。
これを人間に置き換えてみると、
冷めた人材と熱い人材を把握し、その間に立ってほどよい関係性を気づきながら、
熱い人材が冷めた人材を熱く変えていくように働きかける。
そのような存在が鍋だということだ。
これは組織マネジメントや人材開発、コーチングにおける本質を示していると思う。
つまり、人材や組織を生かすも殺すも鍋のマネジメント次第、ということだ。
火で水をあっという間に沸かし、美味い料理を作れるような、
そんな鍋に、私はなりたい。