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Bowqoo Lab.

タモさんから学ぶアクノレッジメントトーク術

2016.03.16 13:10


本日セミナーで学んだ「褒める」と「承認する」の違い。


例えば「今日のあなたは美しいね」と目の前の女性に言ったとする。


男からすると、こういう言葉を言っておけば女性は喜ぶだろうと信じている。


ただ女性からすると「いつもと何も変えてないのになんで今日に限って?いつもは全然見てくれてないってことね。それとも何かやましいことでもあるのかしら。」くらいには思考が展開する。


つまり、こちらとしては褒めているはずが、全くの逆効果を与えている可能性があるのだ。

使い方には十分注意しなければならない。


一方で、「今日はいつもと雰囲気違うね。」


この言葉は、先ほどと似ているようで微妙にニュアンスが異なる。


過去の相手と比較して変化が生じていることに対して、良いとも悪いとも言っていない。とにかく雰囲気がいつもと違うということを相手に伝えているだけだ。


これらをまとめると、

「褒める」こととは、話し手の評価を加えて相手に伝えること。

「承認」とは、変化、成長、成果に気づき、それを言語化して事実として伝えることである。


そこにいることに気づいているよ。見ているよ。

言ってしまえば当たり前のようだが、人は案外その欲求が満たされていない。

それをしっかりと伝えてあげることがいわゆる承認である、と。


その話を聞いたときあるフレーズが頭をよぎった。


「髪切った?」


ご存知タモリさんの代表的な決まり文句である。


これはもしかして、相手に対する承認行為なのではあるまいか。

あなたのことをいつも見てますよ。 そこにいていいんですよ。


どんな相手でも心を開き、懐に入っていきながら場を盛り上げることができる話術の陰には、そんなタモさんの巧みな承認スキルが潜んでいたのである。


ちなみに「髪切った?」を多用しているのはタモリさんではなく、

むしろコージー冨田である、という事実には目を瞑っておきたい。


以上。おやすみやさい。