【安売りしたくない人へ】良いものが高単価で売れる時代はすでに終わっています
2020.10.19 06:23
『安売りはしたくない!!』
美容師だったら誰もがそう思ってると思いますが、それはそもそも美容師が〝技術サービス〟として形の曖昧なものを売り物にしているので、判断基準も曖昧。
相場というものは存在してますが、680円〜数万円まで全国でのカット料金てほんとに様々です。なので、それが売れるか?売れないか?が1番肝心な問題です。
値付けをするのは誰でもできますが、それに見合った価値を判断するのは(当たり前ですが)お客様ですよね。
ですが消費者は当然、安ければ安いほど嬉しいし、同じ価値なのであれば安い方を買いたいと思うのは当然。
なので
安売りをしたくなければ価値を伝える発信をしないといけない訳です。
『良いもの』が単純に売れる時代ではない
モノが少ない時代は高価格なものは沢山売れたかもしれませんが、モノや情報が多すぎる今はそうはいきません。
確かに【高価格=良いもの】というイメージは間違いではありませんが、これが実は大きな落とし穴です。
現代の消費者は実は〝良いもの〟が欲しいわけではなく『自分に必要なもの』を欲しています。
これが現代のマーケティングの大きなポイントです。
良いものって言うのは分かっているけど、
それが果たして自分にとってどんなメリットがあるのか?
どんな必要性があるのか?
どんな素敵な体験をもたらしてくれるのか?
お客様はこれらの情報を相当に吟味して、購入を決めます。それが高価格であればあるほど、その傾向は顕著に現れます。
だからこそ、私たち販売者側は
『この商品はなぜあなたに必要なのか』
『この商品が高価格である理由は何か』
これらを上手く発信するのが義務になると僕は考えています。
なのでこの発信、または発信の勉強をせずに値段だけを釣り上げていく手法は大抵上手くいきません。
集客で言うと、単純に発信が伴ってないのに値段だけを高くしてしまってるお店は動員が目減りしてますよね。
『A店があの値段で売れてるから、うちも売れるはず』は通用せず、発信やブランディング、つまりマーケティングが大きく影響しています。
しっかりマーケティング戦略を緻密に組み上げた状態で、お客様に〝価値に見合ったお値段〟で買っていただける勉強をしていきましょう。