季節の変わり目、秋の土用は消化を助けよう♪
10月20日から、秋の土用に入りました。
土用は「土旺用事」の略で「土の働きが盛んになる時期」と言われています。
この土用は、立冬(11月7日)の前日である11月6日まで続きます。
季節の最後にやってくる土用の期間は約18日間です。
ここが季節の変わり目です。
三宅商店でも取り扱っている地球暦では、土用をどのように見ることができるでしょう。
地球暦の杉山開知君が土用についての記事を書いているので紹介します。
◎土用は季節と季節の間の大切なとき
秋の終わりの約18度間※は「秋の土用」です。冬を迎えるにあたって、身体や気持ち、生活なども、冬ごもりや冬支度へと変化していく「霜降」のころ。
秋は「収穫の秋」「飽食の秋」とも言われ、食べすぎによって消化器官に負担をかけやすい時期。この期間は贅沢をやめて、質素な食事に戻しましょう。
玄米やあわやきびなどの全粒穀物は、噛むほどに甘みが出てきます。その甘みは、消化酵素によって分解されて生まれた天然の甘みで体内に吸収されるとすぐにエネルギーになってくれます。
ー「地球暦」ホームページより
土用は、土の働きが盛んになる時期。
土は命が生まれる場所であり、死んだら帰る場所でもあります。
土用は、過ぎ去る季節を終わらせ、来る季節の準備をする時期でもあります。
秋を振り返り、冬に備える時期です。
◎からだの土は肚。
土のエネルギーを持つ臓器は、胃や膵臓を始めとする消化器です。
体内に取り入れた食物を分解して、エネルギーに変えて分配する働き。
この働きがなければ、他の臓器に栄養が行き渡らず、動くことができません。
地球に土がなければ、死んだ植物も動物も分解されないし、そこから栄養も生まれない。
それと同じですね。
消化の働き=土の働きは、生命活動の要です。
ざっくりいえば、土用は、消化を助けよう、消化器官を養生しよう、というキャンペーンです。
◎消化に関係する味は、甘み。
消化力は、人工甘味料などの強すぎる「甘」味によって弱ります。
一方、自然な甘味は消化を助けます。
たとえば火を入れると甘くなる季節の野菜。
煮込んだキャベツやかぼちゃ、ネギや玉ねぎ、サツマイモ(甘藷)などの甘みは消化を助けます。
また、玄米やそばを始めとする全粒穀物の、噛めば噛むほど出てくる甘味もおすすめです。
ぬか漬けや天然醸造の味噌や醤油といった、発酵によって生まれる自然の甘みをもつ発酵食品は、古い時代から勧められてきた伝統養生食品です。
味噌が普及し始めた鎌倉時代には、ご飯と味噌汁を中心としたシンプルな食事がはやりました。
素朴な食事をよく噛んで味わうことは、何を食べることよりも大事な養生のように思います。
去りゆく季節を味わい切り、来る季節に備えるために、じっくり咀嚼して、はらで消化していく力を取り戻していきましょう。
◎店主のおすすめ!
ブログ「三宅日記」で、そば粉のガレット風パンケーキを紹介しています。
最近はパンケーキをそば粉メインに重曹やベーキングパウダー入れないで薄く焼くのが私的流行り。今朝はGheeとデニスバンクスのブルーベリーメープルシロップと。
・そば粉
・葛粉少々
・塩少々
・豆乳(やや多め)
はじめに弱火の鉄鍋(フライパン)にオリーブオイルを少し垂らして広げる。
焼き加減、分量は色々試して良き所を。
薄くするには、お玉に2/3強くらいの少なめで焼くのがミソ。
ー「三宅日記」より
◎秋の養生
冬が始まっても、「秋の名残り」は続くといいます。
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