黒歴史。と、そこから学んだこと
もう時効だと思うので書いちゃいますが……
15年弱くらいライターやってるとき、
割とよく引き受けてた仕事があります。
それはね……
と!
こんにちは!
伝えたい思いがあふれすぎて
文章が苦手になっている
ヒーラー、セラピスト、コーチのための
文章プロデューサー 大慧亜衣子です!
で。
わたしの黒歴史?! ですが。
えーとね
「ゴーストライター」って、
知ってる?
本の表紙に著者として名前が載ってる人が
実際には、自分では書いていなくて
他の人間が代筆してるってこと。
その、代筆した人間のことを
「ゴーストライター」なんて呼ぶのだわ。
確実にいるんだけど、
名目上、いないことになってる。
「あとがき」の謝辞にも出してもらえない。
そういう、ちょっとトホホ(苦笑)な仕事。
を、ですね。
わたくしという人は、
実は、たいへん得意としてまして。
ご本人が読んでも、
自分として違和感のない言葉選びで
内面深く、言葉にならないまま
感じてること、伝えたいことを
ご本人の文脈に乗った
自然な文章にすることができるので
「言った通りに書いてくれてありがとう!」
なーんて、喜んでもらってましたね。
多少、喋りに自信のある方だと
「あ、これ、テープ起しただけで
イケたってこと?」
なんつって。
インタビュー同行した担当編集者は、
よく、目をまん丸くしてましたっけ。
ま、ね。言ってないからね、事実としては。笑
なので、ええ、
おかげさまで。
仕事が切れることって、なかったです。
やれば、そこそこまとまったお金になるし
いろんな人に会えるし
わたしもホイホイ受けてました。
のですが、
やめたの。
なんか違うなーっと、
思うようになって。
だって、
そのあと、その方が
割と人気著者になったりして
別の版元から本出すとか、
しばしばあったけど。
特に反響のあった
文章、キラーフレーズも。
ご自身で自覚的に
掘り起こせてたものじゃないから
自作以降で深まらないんだもん……
やっぱりね、
自分の思いは
自分から出てきたコトバで
綴らないと、アカンと思うのですよ。
少なくとも、続けていくのであれば。
今も、文章レッスンに
ご興味お持ちくださる方から
代筆はやらないんですか?
と、聞かれることがあります。
コピー1本で6桁のギャラだった
過去の経験もありますから
そっちやったら、儲かるのかなー
という思考も、正直、あります。
でも、やらないって、決めたの。
むしろ、他人の文章で
自分を語った気になることが
あとから、どんな不利益となるのか。
そちらに自覚的であってほしいと
願っています。
それにさ
自分で書けるようになれば
その力って、ずーっと使えるわけですから
1000万でも、1億でも、
必要な売上を生み出す源泉になるわけよ。
よく、魚をあげるより、
魚の釣り方を教える方が、って
言うけれど。
わたしがやりたいのは、
魚の釣り方を考え出せる力を
育むこと。
それも、文章力なんだよね。