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Yoshiko Watanabe

2020.10.20 11:09

今年初旬、予備校時代の親友が亡くなっていたことを知った。

ずっと会っていなかったけれど、とても大切な人。

こんなにも呆気なく「死」を知るものなのかと

部屋で呆然としたのを思い出す。


今年の6月、父が危篤という連絡が来て

新幹線に乗った時「嫌だ嫌だ、死んじゃ嫌だ」と

涙が止まらなかった。

その時は父は持ち直し

入院している父が、

ずっと寝ていた実家の介護ベッドにその夜に寝ころんでみたら、

実家でずっと介護を受けていた父が

ずっと見つめていただろうその部屋の茶色く煤けた天井がただ見えて

なんだか泣けてきた。


それから、

人の死というものについてずっとずっと考えていた。


そんな中で7/18に、俳優の三浦春馬さんの死を知る…

その尊いキラキラと輝いていた姿

それから見返すことになった過去作品に目を奪われ、

その喪失感を受け止められず

深い深いプールの底に落ちていくような感覚になった。

そして、何人もの素敵な俳優さん達の死。


もうもはや、自分の心がひとまず立っていることが必死。


そして、先週父が永眠してしまい…

今、人生で初めて感じる、父の不在。

これは、もううまく書けない。


家族、友人、憧れの人、

たとえもし仕事で目の前に居たとしても

人の心って

本当の本当のその人の心って

触れることができないものなのか

生きている時には触れられたのか

亡くなった今の方が触れられているのか

そんなことばかり

考えてしまう。


きっとずっと、

この2020年を忘れない。