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VITPILEN 401 2020年式 マフラー交換した話

2020.10.24 08:06

VITPILEN 401 2020年式を購入した

純正マフラーはカッコいいし静音性も非常に高い


が、

このルックスならもう少し音量あってもいいんじゃない?

って思う(謎理論)


しかし、マフラーの選択肢ほぼ存在しない


2020年式のマフラーを純正オプションのアクラポ以外に装着している例は見たことがない

ましてやブログ等で詳しく書いている人は全く居ないのではないか


予備知識

ディーラーの方を質問攻めにして、予備知識を集めた


まず、

2019年式のマフラーを流用出来ないかと思ったのだが、エンド部分の形状が異なるので不可能との事


↑中間触媒とサイレンサーの接続パイプ

19年式と20年式では、この部分の取り付け方法が異なるので流用は不可


ディーラー曰く

「純正オプション以外の社外製が出るまで待つしかない」

との事だった

ちなみに、こちらが純正オプションのアクラポマフラー

バッフルが装着されており、外すのは不可能

音量も純正マフラーとほぼ変わらない(らしい)


前述の通り、2020年10月22日現在、

2020年式のVITPILEN 401のマフラーを純正オプション以外で装着している例は極めて少ない


なので私が人柱になって解説&レビューしようと思う


考えられる選択肢

まず方法として、

①触媒ごとマフラー全体を19年式に変更する

②中間パイプから先を社外製に変更する

の2種類が考えられる


①は19年式のマフラーの取り回しを大きく変更する必要があり、20年式ではキャニスターの合流パイプがバッティングするのでそれも移設が必要になる。

現実的では無いし、車検の問題も発生してくる可能性が大きい


②の方法では触媒からサイレンサーまでの中間パイプのみの変更だけで済むのでお手軽感がある

ただ、私の知る限り現在、中間パイプからサイレンサーまでを製造しているメーカーは純正オプションのアクラポを除いて後述する1社のみ、選択肢はこれ一択


2021/07/13追記

遂に格安の中華製中間パイプがAmazonに登場し始めた

お値段は3000円ちょっと

この後に私が買った商品を紹介するが、

この記事を最初に書いた段階では2.7万円で同じような製品を買っている

ちょっと悲しい




私の選択

以上の事から②の方法を選択した

まず中間パイプの選定だが、純正オプションのアクラポかOUTEXというメーカーのマフラーが存在する


OUTEXはオフロード系のカスタムパーツに強い、大阪のメーカー


純正オプションのアクラポではサイレンサーと中間パイプが溶接されているのでサイレンサーを変更して遊ぶことは出来ない、

前述の通り、純正オプションのアクラポは音量がかなり小さい

サイレンサー部分をぶった斬って汎用サイレンサーを取り付ける方法も考えられるが7万円ほどするマフラーなので勿体無い

ただ、アクラポなら車検対応であるメリットもある



もう一つのOUTEX製マフラーはサイレンサーと中間パイプが取り外せる仕様になっている


では、OUTEXの中間パイプだけバラ売りしてもらえれば、汎用の物が使えるのでサイレンサーの選択肢も増えるし金額的にも手を出しやすいのではないだろうか


OUTEX製マフラーについて

OUTEXに問い合わせメールを送ったところ以下の返事が返ってきた

・バラ売りは可能(ただ、割高になる)

・サイレンサー側のパイプ径は50.8mm


との事だ、

私の理想に最も近い製品の予感


気になる値段は

「¥27500」


安い

純正オプションのアクラポは7万円近い


早速注文したが、納期は2ヶ月後とのこと


商品到着

そして2ヶ月後



届いた

中間触媒側のガスケットは付属していた

サイレンサーを固定するバネ用のステーも溶接済み



装着

早速取り付けてみる

純正マフラーはタンデムステップ下のステーと中間触媒部分の2箇所で固定されている


下記はOUTEXの中間パイプを取り付けた状態

ガスケットは付属していたので新規購入する必要は無し

サイレンサー側のパイプ径は50.8mm




そしてサイレンサーを装着した状態

SC Project風のスリップオンを購入、

大陸製でAmazonでは3000円ほど

中間パイプとサイレンサーはバネで固定


ここまで作業時間は10分

当たり前だが、全てポン付けできた

知識も工具類も乏しい人間からすると非常に助かる

音質の変化

気になる音量だが、

まず音量は大きくなる

特に低音が響くようになった

街中を走ると結構な注目を集める

参考までに音を収録してみた

(イヤホン推奨)

収録は適当なマイクをマフラー付近に置いている

↑ヘルメットの上にマイクがある

音はiPadで収録、撮影はSONY α7ⅢとSummilux 50 ASPH

(どうでもいいが、猫が集まってきて撮影はかなり押した)


エンジン特性の変化

低速トルクは薄くなった

元来エンストしやすいバイクといった印象であったが、排気の圧力低下に伴いトルクはさらに悪化した

純正マフラーに比べてかなりの軽量化が図れたので出だしの加速は速くなっているはず


あと、いい音なのでより高回転域を使うようになったので、結果的に燃費は落ちた




2020年10月現在、VITPILEN 401のマフラーの選択肢は純正オプション以外にないと思われた

しかしながら、上記の方法では50.8mm径の汎用サイレンサーが使用可能な為、選択肢は無限に近い

また値段も総額で3万円ほどしかかかっていないのでコストパフォーマンスも高い



手軽にカスタム出来る部分としてマフラーは長らくおすすめされているが、VIT401 2020年式でのマフラー交換方法はこのブログが最適解だと思う

しばらく待てばもっと安い中間パイプや大手メーカーのマフラーも登場するであろうが、待ちきれない方は是非


しかし、

当ブログでは素人によるマフラー交換のため、情報の確実性はありません。

万が一の場合一切の責任を負いかねます。


最後に新製品にも関わらず、大変無礼なバラ売りへの対応や丁寧なメールやり取りをして頂いたOUTEXさんへ感謝の意を込めて誠に勝手ながら此処に宣伝させていただく。


・OUTEX HP



2021/11/02追記

エンジン側のエキゾーストパイプも交換した

Vitpilen 401 2020 マフラー交換した話 No.2