頭皮のはなし
10月20日は「とう(10)はつ(20)」(頭髪)の日だそうで。
髪が多いとか少ないとか白いとか毛穴の状態が…とかいうお話ではなく、「頭皮が健康にとって大切だって、もっと注目されていいはずだよね~。」という呟きをいただいたので、テーマにしようと考えていたら、タイムリーなことが続きます。
昨日セルフケア教室でご一緒したお一人は、この頃とっても忙しくて、額の生え際から耳やこめかみにかけての前頭部がカッカカッカとオーバーヒート寸前。まるで、長時間高い負荷で使い続けたパソコンのよう。
もうお一方は頭頂部付近がもわっと。頭の頂点から指2~3本左右に開いたあたり(目から上がった線と耳から上がった線が交差する2点。鬼の二本角が生えているあたり。)に調整点があるのですが、そこも詰まった感じ。緊張が続いたり、感情の起伏や鬱々があると、萎縮しがちなポイントです。ここの気の通りが悪いと、リラックスできないし良い眠りがとれません。逆に、緩み過ぎもやる気が出なくなるので要注意です。
頭蓋骨はいくつもの骨が合わさっていて、膨らんだり縮んだり呼吸しています。
頭皮=>頭の筋肉が凝り固まると、歪んだバンドで頭を無理に締め上げたままになります。
考えただけでもきついですね。頭痛はする、目も重たい、瞼も開かない、耳鳴りはする、口も開けづらい…なんて症状に繋がるかもしれません。
脳脊髄液(いつかまたテーマにします)の循環を妨げるので、全身に影響を及ぼすことも考えられます。
ご自分でできるケアをご紹介しましょう。
両手で前髪をかきあげるような感じで、指10本の腹で生え際のあたりに触れます。
揉まずにじわっと軽い圧で温めるようにしていると、触れているところがだんだん柔らかくなってきます。
最初は変化がわからなくても、きっとすぐに慣れると思います。気長に待ってみてください。
変化を感じたら(わからないときは、そこに飽きたら)、少し指をずらして緩むのを待つ、また少し指をずらしては待つ…と、触れると気持ちいい方を追っていきます。
頭頂部へ向かうかもしれませんし、耳の後ろ側や、後頭部へ向かうかもしれません。
左右対称とも限りません。
どこが正解とかもありません。
のんびり気持ちいいところをたどっていってください。
呼吸も楽になるはずです。
☆頭蓋骨まで動かそうとしないことだけご注意を。その先は脳のドクターの専門、命の神秘の領域です。
施術を受けられる方の多くは、頭が緩むと眠ってしまわれます。
セルフケア教室でも、みんなで寝っ転がってこれをしていると、うっとりしてきます。
昨日は私も危うく眠りそうになって慌てました。
毎日すること考えることが多くて頭がお疲れ気味の方、試してみられてはいかがでしょうか。
日中座ってでもできます。
おすすめは寝る前ですね。
どうぞ良い眠りを~!