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全力塾 上越校・高田教室

まずは、これ~成果を上げるために~

2020.10.20 17:52


先日、中3受験生を対象に「分数のひき算」のテストを行い、計算速度と正答率のデータを計測しました。


使用したのはこちら。

Amazonで残り1冊…。しかも価格が高騰しています。

※このドリルめちゃくちゃおすすめなんだけどなぁ。


結果は、

横軸が計算速度。単位は分です。-(マイナス)は無視してください。

縦軸が7月模試の数学の偏差値です。

円の大きさは正答率です。


では、8月模試の数学の偏差値(黄色)も重ねてみます。

横軸・縦軸は先ほどと同じです。


どんなことがわかるか。

まず、

数学の偏差値が中位から上位の塾生は、計算速度が速く、正答率が高い塾生が多い。

そして、

数学の偏差値が高くない塾生は、計算速度遅く、正答率が低い塾生が多い。

正答率は1倍から2倍、計算速度は2倍以上の差がついてしまっている場合もあります。


つまり、

ということ。

当たり前のように感じますが、

図のように、正確さ、解くスピード、学習期間を

このように考えたとき、

同じ学習期間で学習したとしても、正確さ、解くスピードの差から、学習の効果は大きな差になってしまいます。


では、どうしたらいいか。

先ほどのグラフを見てみると、

計算速度の数値は同じものを使用しているので、7月模試から8月模試にかけて成績が上がっている人がわかります。

そして、それは計算速度が速い人に起きやすい。

のかもしれません。(仮説)

全員が2回連続の模試を受けたわけではなく、同じレベルの問題ではないのと、調査の母数が多くないので、確証はありません。

ただ、模試の結果だけでなく、実際に指導していても、作業(書く・読む・覚える)のスピードが速い人は伸びやすい。


入試、定期テスト、上進連テストまで、全員「学習期間」は同じ。

「正確さ」と「解くスピード」なら、「解くスピード」の方が変えやすい。

成績が伸び悩んでいる人は、まずは、そこから変えてみるといいかもしれません。


ただ、「速くする」ってそんなに簡単なことではない気がします。

以前のブログでこんなことをお伝えしていますので、参考にしてください。


さて、なぜ中3受験生に「分数のひき算」の計算テストをしたのか?

それは、

を見るためでした。

平方根の計算テストをしても、たぶん同様な差になる。

では、「どの時期から差がついているのか」を確かめようと思ったからです。

分数のひき算は小学5年生で学習しますが、


その詳細はこちらの記事です。

その理由は何か?はまた別の機会にお伝えしようと思います。


そこで差がついてるなら、無理じゃん。


そんな世の中にしたくないから、

僕は塾の仕事をしています。

明日も、「どうしたら速くなるか」を塾生たちと全力で取り組みます。