出流山満願寺
https://www.tochigi-tv.jp/weblog/?contents=447# 【出流山満願寺】 より
真言宗智山派 出流山満願寺は、弘法大師御作の千手観音菩薩をご本尊とする坂東三十三観音第十七番札所。今から千二百余年前に修験の行者、役の小角によって「観音の霊窟」(鍾乳洞)が見つけられ、天平神護元年(765年)日光山繁栄の源を作られた勝道上人によって開山、この「観音の霊窟」には鍾乳石によって自然にできた十一面観音像ある。
今年は12年に一度のご本尊のご開帳にあたる。(平成26年11月17日まで)座禅や滝行なども体験できる。
元祖手打ちそば 福寿屋
仁王門前に蕎麦屋として店を構えて50余年。地元玄そばを仕入れ、完全自家製粉手打ちにて、挽きたて打ち立て茹でたてをご提供!仁王門や季節の草花を眺めながら食べるのも格別。
出流原弁天池
すこし移動してやってきたのは出流山の鍾乳洞から酌しを流したら、この弁天池に流れ着いたという言われもある弁天池。周囲約138m、古生層石灰岩の割れ目から清水が湧きだし、、水温は年間を通し約16℃をほぼ保ち、豊かな水量を誇る。 環境庁指定の日本名水百選のひとつにも選ばれている。
美しい水の風景を楽しむ。
ホテル一乃館
創業90年、水にこだわったお食事から弁天池の湧き水を引いて沸かした鉱泉。保温、保湿力に優れており、化粧水を肌にまとうような優雅な温もりを楽しめる。
https://www.idurusan.com/side/history.html 【縁起】より
真言宗智山派 出流山満願寺は、弘法大師御作の千手観音菩薩をご本尊とする坂東三十三観音第十七番札所です。今から千二百余年前に修験の行者、役の小角によって「観音の霊窟」(鍾乳洞)が見つけられ、天平神護元年(765年)日光山繁栄の源を作られた勝道上人によって開山されました。この「観音の霊窟」には鍾乳石によって自然にできた十一面観音像があります。
下野の国司(今の県知事)の高藤介の妻が子宝に恵まれず、この「観音の霊窟」で子宝を得ることができるということを聞いて21日間「観音の霊窟」に籠り、翌天平七年に男の子を授かりました。この子がのちの勝道上人です。以来、当山の奥之院にお祀りされている鍾乳洞で自然にできた「十一面観音菩薩」は子授け、安産、子育てのご利益があると信仰されています。
https://www.idurusan.com/guide/index.html 【境内案内】
山門 仁王門(栃木市文化財)
徳川時代享保20年(1735)の建立。一対の仁王尊像は足利時代の作。
以前は茅葺き屋根であったが、昭和初年に金属板に葺き替え、さらに平成2年に解体復元工事を施してある。栃木市文化財である。
鐘楼
明治四年に鐘楼と鐘を失って、約百年ぶりに、ほぼ同じ場所に再建されました。
薬師堂
薬師如来を安置。厄よけ、眼病に霊験あらたかである。 享保年間(1715)の建立。
出流山本坊
出流山本坊が元治元年に焼失してしまったため、第三十三世観秀和尚が、やっと仮書院として再建したが、仮の建築であったがため、昭和53年ご本尊大開帳を記念して、信徒各位の浄財によって新しく建て直されたものである。
鉄筋二階建てで、延べ320坪、総受付を徳川時代からの名称で「出流山役所」としている。
大玄関及びロビー、法務室、寺務所等があり、二階の108畳の広間は、法話、座禅(阿字観)、講習会等の行事に用いられる。(ご利用詳細は、総受付にて)
本堂(大御堂)
本堂(大御堂)は、後小松天皇の応安元年(1368)、足利義満公の寄進によって、観音堂として建立されたが、元文五年(1740)12月20日の大火により、一山は山門を残すのみで、堂塔はことごとく焼失してしまった。今の大御堂は中興第十七世道呆(どうごう)和尚が営々辛苦の末に明和元年(1764)8月に再建したものである。
八間四面入母屋造り、唐破風向拝(からはふうごはい)つき、三手先竜(みてさきりゅう)の彫刻がほどこされ、筑波山の大御堂(現在の筑波神社本殿)、奈良の輿福寺大御堂と共に日本三御堂の一つと称せられている。
徳川中期の堂宇建築の代表的なものと言われる。元治元年(1864)3月、本堂と書院を焼失したために、現在は大御堂をもって本堂としている。焼失した本堂は、現在の本彷のあたりにあり、大日如来を本尊としていたと伝えられる。
現本堂の大御堂は、坂東第十七番札所で、弘法大師ご敬刻の千手観世音菩薩がご本尊として安置されている。
ここで毎日、大護摩修行が行われ、観世音菩薩の霊験あらたかなるをもって、家運繁栄、厄災消除を祈るご信者で賑わっている。
奥之院周辺のご案内
奥之院周辺には、女人堂、大悲の滝、大師霊窟、聖天堂があります。
奥之院
大悲の滝から石段を登ること百余段で奥之院の拝殿に入ります。この拝殿が鍾乳洞の入口になっており、中に鍾乳石で自然に出来た十一面世音菩薩の後ろ姿のご尊像が拝されています。
https://www.idurusan.com/guide/ogoma.html 【護摩供】より
護摩供 護摩供とは、御本尊様の前に壇を設け、護摩木をたいて、諸々の願いが成就することを祈る真言密教の祈祷です。
護摩の火は仏の智慧を顕し、護摩木は煩悩(苦の根元)を顕します。
https://www.idurusan.com/side/kuyou.html 【御供養】
ようこそ出流山へお参り下さいました
出流山参りのご縁に ご先祖様や近しい方々のご回向をなさいませんか
御戒名を伺うのが本義ですが、戒名がお判りにならなくても 生前のお名前でも御供養を承っておりますまた御先祖の総供養何々家先祖代々も承ります。
静かな山内でのひと時 読経の荘厳な響きの中でご先祖様へお香を手向け懐かしい方々の在りし日のお姿に思いを馳せ 清らかな御山の気を感じて頂けますように御祈念申し上げます。
満願寺では
一 ご供養 お塔婆を建てて御先祖の供養をいたします
二 永代供養 一般にご先祖様の供養には お墓参りを行いますが様々な事情からお墓を管理していくことが出来ない場合も少なくありません このような場合故人の忌日や彼岸などのときに 寺院が永久的に読経して供養することを永代供養といいます 昨今では 一人暮らしの方やお子さんのいない方が生前から準備をする場合が増えています※ご希望に合わせた供養を承ります 詳細はご相談ください
https://www.idurusan.com/guide/takigyou.html 【滝行】 より
滝行(要予約)
当山の滝行は、奥之院の鍾乳洞の中の湧き水が直接落ちている大悲の滝で行います。高さ約8メートルあり岩場の上からは不動明王などの3体の仏様が見守っています。
最近では僧侶の修行だけでなく一般の希望者や企業研修で取り入れるケースも増えてきています。
https://www.idurusan.com/guide/syugyou.html 【座禅阿字観】 より
「威儀即仏法」という言葉がございますが「形を整えることがそのまま仏法である」という意味になります。
人間、自分の心の動きを自分の力で意識的に制御することはほとんど不可能です。
喜怒哀楽はその場その場の状況に応じて人の心の中に自然に生起し、押しとどめようと思ってもなかなかうまくはいきません。
人間関係や、周りの状況によって人の心は様々に移り変わってゆきます。
様々に移り変わる人の心をいかにして、偏りのないものにし、仏の心に近づけていくか...
心を直接制御出来ないのであれば、姿勢(座り方)を整えてみたらどうだろうか、そうすれば、それに伴って心も整ってくるのではないか。
形を整えることが、そのまま仏法であるというこの「威儀即仏法」という言葉の背景には、そのような発想があるように思います。
豊かな緑の中で心静かに座るのは大変気持ちの良いものです。
あらゆる環境がめまぐるしく変わっていく現代社会ですが、出流山は、常に変わらず、来ればなんとなく心が自然に安らぐ、そんな場所でありたいと願っています。