時間の解釈
“Life isn’t about waiting for the storm to pass. It’s about leaning to dance in the rain.”
小金持ちは言う。
「お金より時間が大切だ」と。
それは、あなたにとっての解釈かもしれない。
世の中は必ずしも そうではないかもしれない。
言わんとすることは分かるのだが「お金が・・・」という方たちが世の中にどれだけ多くおられるかを想像できない者に次なるステージは用意されていない気もする。
週休三日制となった企業や、派遣社員が左遷とも言える再就職先を紹介され、断ったら「自己都合退職」という判定になったなど、暗いニュースも耳にする。
改めて、人生の大きなトピックスである「お金と時間」の解釈を整理したい。
時間があれば「もっと働ける」と考えている方もいるでしょう。
時間があれば「もっと休める」と考えている方もいるでしょう。
ある一定量の時間的キャパを使い切ったビジネスマンには、時間の多面性を感じている人も多いかと思う。
もっと働くもよし。
働きを減らすもよし。
余暇に充てるもよし。
ボランティアをするもよしである、と。
時間の使い方、汗のかき方は自由だ。
自身のマンパワーに時間的限界を感じた時、人々は更なる労働を目指す者と、視点を変え労働スタイルを変えてみる者と、喜びの矛先をシフトさせる者と居る。
この時間という多面的な存在を、どのように使い、余生を如何にデザインしていくかが今、私たちに問われている気がする。
「時は金なり」とはよく言ったものだが、人にとっては「時は金以上」かもしれず、時間に対する捉え方が千差万別であることが伺える。
筆者が言わんとするメッセージはただ一つ。
嵐が過ぎるのを待つことが人生の目的ではない。
嵐の中でもダンスを踊れる様になることが人生の目的である。
もっと今を楽しいんで欲しい。
そして、決して災難が去った後の光景だけを おかずに今を生きるのだけは止めて欲しい。
人間には2通りの人種がいる。
「人生は一度きり」と聞いて、、、
「だから、やりたいことをやらなくっちゃ!」となる人。
「もう、何も成し遂げぬままここまで来ちゃった」とネガティブになる人である。
この言葉を聞いて明るい気持ちになれるか否かで、その人の心模様が見えてくる。
この問であなたのメンタルは大方 診断できる。
前者か?
後者か?
「お金よりも時間の方が価値が高く尊いもの」だという見方を、
20代前半で頷けたら、それは大物の兆し。
20代後半で頷けたら、それは おませさん。
30代で頷けたら、それは素晴らしい人生。
40代で頷けたら、それも素晴らしい人生。
50代で頷けたら、それもまた素晴らしい人生。
な気がする。
時間の流れとは不思議なもので、好きな人と過ごす60分はあっという間に過ぎてしまう。
こんな摩訶不思議な存在を科学しようと思うことは、紙幣を追いかけることよりも遥かに芸術的な人生である。
「相手がわざわざ用意してくれた時間」には、目には見えない調整や準備という労力が隠れていることを想像して、誰かと過ごしてみよう。