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Be ambitious, dear friends.

「NO」と言える方法を伝授する

2020.10.23 08:05

あなたはNOと言える人だろうか。


かつて私は「NO」を突きつけることがものすごく苦手だった。そんじょそこらの「断るのが苦手で‥」なんてレベルじゃない。玄関にやってくるあらゆるセールス、新聞だとか、健康ドリンクだとか、高速Wi-Fiの何かとか、母と子の対話集会の誘いとか、それら勧誘にNOということが苦手すぎて、断れないまま気づけば30分近く玄関で話されていることも、多々あった。いや、遅刻するから!


そう言えばひと頃しきりに流行った紹介型のビジネスにも10回は誘われた。声をかけてきた相手はバイト先のコンビニで知り合ったお客さんだったり、遠い昔に趣味の集まりで見かけたことがある人だったり、数週間食堂でパートをした元同僚だったり、店舗の前を通りかかった際にたまたま挨拶をしたというだけの間柄の女性だったり。つまり、大して深い知り合いではない人ばかりだ。余程「Yなら断らないだろう。」と思われていたのだと思う。悔しいが、その通りだ。押しに弱く、気が小さく、見知らぬ人にすら良い顔と気遣いをしすぎてしまう自分は、確かに「ちょうど良いカモ」に見えたと思う。


これではいけないと一念発起した私は、ある時からNOと言えるようになった。否、NOを言うようにし始めた。本気になったきっかけはいくつかあったのだけど、最終的には自分の中で、揺るがない3つのルールを決めたからだ。ひとつは「後悔しそうなことは最初からしない。」ふたつ目には「限りある時間を本当に大切な人のために使う。」、最後に「人にどう思われるかではなく、自分がどうありたいかに重きを置く。」だ。本気で決めたのだ。


だから今の私は、後悔しそうなことには元から手を出さない。相手にいい顔をするためだけの時間は作らない。自分の心が誠実でいられる方を選び、本当に大切だと思う人たちのために時間を使うようにする。もちろん、すぐに出来たわけではないけれど。でも決断してからは、NOと言うことに後ろめたさや罪悪感が少しずつ無くなってきた。思うにちゃんと断ることができなかった頃は、自信が持てなかったのだ。周りの人の評価こそが自分の価値だと思っている内は、永遠にNOは、いや、それどころかYESですら確信を持って言うことは難しい。


あなたは、自分の行動に自信を持つ人だろうか。周りがなんと言おうと、あなたはそのままで素晴らしい。だからあなたの心の真実に沿っての決断であるらば、それが「NO」であれ「YES」であれ、尊重してあげればよいと私は思う。


誠実さゆえの「NO」を、言える人になろう。


Be ambitious, boys and girls!


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