レッスンを変えると子どもが上達する 2020.10.22 15:11 発表会が近くなり生徒の演奏動画をInstagramに載せているので個別メッセージもたくさんいただき本当にうれしいです。「生徒さんが皆さんお上手でいつも楽しく見ています。上達させるにはどのようなレッスンをされてるのですか?」とのご質問をよくいただきます。うちの教室生は、普通の家庭のお子さんです。難しいコンクールに出たり音大を目指す子もほとんどいませんお母様もピアノが弾けないあるいは弾けても初心者レベルの方が多いのでもちろんまったくのゼロからスタートのレッスンです。最近は指導者の先生たちにオンラインでプライベートレクチャーをさせていただく機会も多くなりいつもお伝えしていることがあります。「園児、小学生のレッスンは8割が心を読んで2割が技術指導」だと先生たちの中には、レッスンで練習して来ない生徒に一緒に音符を読むだけでレッスン時間が終わってしまい全くレベルが向上せずいつも同じところをぐるぐると回っていることを何年も続けている。新しい教則本に行きたいけど今の教則本さえできていないのに次に何をすればいいのか悩んでいる。レッスンに自信がない。親の手前、弾けていない曲でも合格にしてしまう。などのお悩みをよく聞きます。これは、生徒主導のレッスンではなく先生の自己満足だけで終わってしまっていることが多い気がします。生徒の心を読んで生徒自身が自分で考えて弾くようになると上達がどんどんスピードアップします。昔は、私も同じように生徒レッスンに悩み体調まで悪くなったこともあります。もっともっと教えないとうまくならないと思いいろんなセミナーに通ったり手作りのグッズを作ったり指導本なども読みあさりました。それでもまだまだ自分の納得のいくレッスンではないとある時、生徒の気持ちがいつも受け身のままでいいのか?と気がつきました。それからは、生徒自身の能力を伸ばすにはどうしたらいいのか?ということを考え続けました。心を読むとは、言い換えると「この子に今、優先してさせることを素早く見つける」ことです。もちろん理解力の差もありますしひとりひとり違いますそれも考えて指導を組み立てています他教室から移ってきた生徒様は、今までの教室で上達しないからうちの教室に入会して来た理由が100%です私は特別なレッスンをしてるわけでもなく常に生徒主導に持っていくことを心がけていますその前段階で練習して来なかった時、やる気のない時は、すぐに次の策を練ります。ここでいつもと同じレッスンしかしないと悪影響が続きます(^○^)この時こそ腕の見せどころです!レッスンは、スピードアップがとても大事です。1分1秒を惜しんでいるのでとても早口になります(笑)レッスンが上達して楽しくなる一番の近道は、指導者がすぐにアクションをおこすことだとつくづく感じています。