子どもたちのやる気を引き出すには、大人も全力!"学びたくなる学習コンテンツ"はこう生まれる~進研ゼミ 小学講座 チャレンジタッチの事例~
こんにちは!
PIVOTの掛端です。
子供のデジタル学習する機会が増えている昨今。スマホやタブレットなどで気軽に学習する、そんなスタイルが確立しつつあります。
とはいえ、子供向けの学習コンテンツの場合、「どうしたら子供が学習を継続してくれるか」はコンテンツを提供する側にとって大きな課題です。
そんな中PIVOTでは約7年という長期にわたり、株式会社ベネッセコーポレーション様が手掛ける子供むけ学習「進研ゼミ 小学講座 チャレンジタッチ」内のコンテンツ制作のお手伝いをしています。このプロジェクトにおける最大の目的は「子供に楽しんで学習を続けてもらうこと」。
今回は、PIVOTの子供向け学習コンテンツの制作の裏側をチームメンバーにインタビュー。熱い思いを聞いてみました!
子供が楽しめるもの=課題解決?!
「子供って、面白い・面白くないのジャッジが厳しいんですよ。だからこそ、大人が真剣に楽しめるコンテンツをつくらなくっちゃ、って思って。毎回、試行錯誤しながらこのプロジェクトに挑んでいます」とディレクターの篠原さんは語る。
PIVOTが担当しているのは、株式会社ベネッセコーポレーション様が提供する子供向けオンライン学習サービス「進研ゼミ 小学講座 チャレンジタッチ」内の通称【ごほうびコンテンツ】。
【ごほうびコンテンツ】とは、会員である子供がオンライン家庭学習システムにおいて継続的に学びを深めていく道中で、到達度に合わせて“ごほうびのゲーム”ができる人気コンテンツのひとつ。
子供が日々の家庭学習に取り組むには、モチベーションの維持が欠かせない。そこで、子どもたちに学習継続を促すのがこの【ごほうびコンテンツ】の役割。学習と合わせてごほうびコンテンツも楽しみにしてもらう事で、学習の習慣化を手助けする、まさに子供の学習サイクルを身につけるのにもってこいのコンテンツなのだ。
「『まずは毎日チャレンジタッチにログインしてもらい、そしてログイン後はしっかり継続的に学習してもらう』というクライアントの目標を、PIVOTのプロジェクトメンバー内でも常に掲げています。この目標を達成するためのひとつの施策として、クライアント担当者さんと一緒になって、ごほうびコンテンツを作っていくのです。」と篠原さんは言う。
「学習意欲を掻き立てるごほうびコンテンツとはなんだろう?子供たちが自ら学習したくなるような魅力あるごほうびコンテンツはどんなものだろう?とチームメンバーそれぞれで知恵をしぼり、企画段階から、デザイナー・エンジニアとともに考えていきます。いろんな視点が入った多様性があるからこそ、息の長いコンテンツ制作になっているのではないか、と思っています。」と続ける。
プロジェクトの担当デザイナーもゲーム好きで、これまでのゲーム経験を活かしたアイディアも盛り込んでいるんだとか。こだわりを盛り込み作りこんだコンテンツであることが、長期にわたる制作実績の理由のひとつなのかもしれない。
企画の“やわらかい段階”からしっかりとジョイン!
「子供が楽しめるもの」の軸をぶらさない
入念に作りこまれたコンテンツである、という理由はほかにもある。
クライアント担当者との初回ヒアリングではまず“やわらかい”状態の企画をいただくことが少なくない。そのため、レギュレーションは守りながらも、発想を自由に広げることができる。
“やわらかい”企画の段階からクライアント担当者も巻き込みつつ、キャラクター・ストーリー性を各学年ごとに検討。さらにはイラストまでも各学年ごとに変えるなど、よりユーザーになじみのよいコンテンツに仕上げていく。
「ストーリーの大枠はクライアントからいただき、そこからストーリーを考えていきます。最近のトレンドや、ゲームコンテンツで使われているエッセンスを取り入れることもあります。もちろん、自己体験が反映されることもありますね(笑)」と振り返るのは自身もゲーム好きであるデザイナーの大森さん。
「小学3年生にウケるキャラクターと小学6年生にウケるキャラクターって全然違うんですよ。イラストのテイストなどもじっくり調査、検討する。ユーザーに喜んでもらえるコンテンツ作りは一切妥協なしです!」と笑うのはデザイナーの王さん。(王さん自身もゲームやイラストが得意!)
さらに、ユーザーである子供たちはゲーム全体の雰囲気から「面白そう」「やってみたい」というものを感じ取るのだという。それでいてスピード感も求められる。コンテンツ制作には、内容・スピード・トレンドといったトータルバランスが最も大切なのだとわかる。
「楽しく学習してもらいたい」の想いに共感。デジタルのプロとして出来ることで全力サポート
7年という長い期間、同コンテンツを任せられる背景には何が重要なのだろう?と聞くと、チーム全員が「信頼関係」と答えた。
「一口に信頼関係といいますが、その中でも大切なのはクライアントの本質や価値を十分に理解することだと考えています。そして、その魅力を引き出すお手伝いをすることだと思っています」と篠原さん。
「クライアントとの信頼関係を築く、というのはプロジェクトのベースとなること。積極的にあなたのことを知りたい、という想いを伝えています。そうして見えてくるクライアントの”想い“に”共感” する。共感できたからこそ、もっと良いものを提案したい!という自分たちの原動力にもなっていくんです。」と、いきいきと語る。
「クライアントは、子供たちのことをよく知っていて、ものすごい愛情も持たれているし、強い思いがある。対して僕たちは、デジタルコンテンツ制作のプロとして、どうすればもっと使いやすく、もっと子供たちに楽しんでもらえるかを徹底的に突き詰める。“子供たちに楽しみながら学習を継続してほしい” という一つの目標に対して、お互いの強みが合わさることでより良いコンテンツが作れる、そう思っています」(篠原)
実際の制作現場では、積極的に提案をさせて頂くことや、意見を求められる機会も少なくないそうだ。これは、プロジェクトチームとして大変光栄な形で信頼関係を築けている証拠でもある。
このプロジェクトを7年にもわたってお手伝いさせて頂いているというのも、良いものを作りたい!という思いに共鳴し、それを自分たちの力で増幅させたい!というチームメンバーの前のめりな姿勢が、ユーザーである子供たちにも届いているからなのではないだろうか。
いかがでしたでしょうか?
確かに子供のころって、机の前に座るまでに、大きな壁があったことを思い出しました(汗)。その壁を少しでも和らげようと、“その道のプロ”の大人たちの試行錯誤があったのですね。
それにしてもトレンドや興味関心の移り変わりも早いであろう「子供」と「ゲーム」という相手に挑み続けているメンバーにとてもパワーを感じました!インタビュー中も「仕事が楽しい!」という思いがメンバー全員からあふれていました…(笑)!
これからさらに注目度も需要UPも期待されるオンライン学習。今後もPIVOTでは、喜ばれるコンテンツを目指し、学習コンテンツに携わっていけたらと思います!!
今回事例としてご紹介させて頂きました、株式会社ベネッセコーポレーション様、ありがとうございました。
リンク:【公式】チャレンジタッチ(進研ゼミ小学講座)
https://sho.benesse.co.jp/touch/
このほか、PIVOTの実績について詳しくご紹介するブログがございます。
ぜひ、お読みください。
一般社団法人 南信州まつかわ観光まちづくりセンター様
解説してみた!WEBサイトフルリニューアル事例~観光サイトの巻~
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株式会社ヨギー様
解説してみた!アプリケーション改修事例