なぜ、クジャクは 「人」 に羽を広げるのか?
https://ameblo.jp/tamacat3/entry-12520306711.html 【なぜ、クジャクは 「人」 に羽を広げるのか?】より
春から夏は、クジャクたちの恋の季節。
この時期、東山のバードホールでも、クジャクのオスがメスに向かって羽を広げ求愛する姿を見ることができます。
オスはメスをじっと見つめ、時折、「バサッ、バサッ」 と羽を揺らし、メスの気を引こうとします。
見ているとオスの必死さが伝わってきます。
でも、メスは結構マイペースで品定めしているようで…。
不思議なことに、オスが羽を広げる相手はメスだけではありません。
東山のバードホールでもそうですが、オスたちはよく 人に向かって 羽を広げています。
さらに、羽を広げているのは人に対してだけではないようです。
なぜでしょうか?
調べていると、いつもお世話になっている 「ダーウィンが来た!」 のHPにこんな記事が。
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「3月、繁殖期を迎えると、オスは縄張りを持ち、美しい飾り羽を広げて、メスにアピールします。メスは、オスのなわばりをまわり、好みのオスを選んでいきます。」
NHK 「ダーウィンが来た! 生き物新伝説」
第324回 「美の競演! クジャクのMrコンテスト」 2013/6/30 放送
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ここでひとつ、オスのクジャクは、繁殖期になると 「縄張り」 を持つことを知りました。
そして、さらに調べていくと、こんな動画を発見。
(この動画は掲載当時、かなり話題になったようで、あっちこっちのサイトに転載されていました。)
住宅街で2羽のオスのクジャクが、羽を広げながら大きな声で鳴き競っています。
※鳴き声がものすごく大きいので、ご注意を!
1羽のオスが、近づいて来る子どもを見つけると、羽を広げて勢いよく追い払っているではありませんか!
そして、ギッズたちが 「Oh, My God!」これで、もう決まりと違いますか?
なぜ、オスのクジャクはメス以外、人や他の動物に向かって羽を広げるのか?
ずばり、それは 「繁殖期に自分の縄張りを主張する示威行動」 です!
つまり、「ここは俺の縄張りだぞ。メスはいいけど、他の奴は近寄るな!」 ということ。
どうです?そんな感じがしませんか?そう考えると、「クジャクが私に向かって羽を広げてくれた」 なんて喜んでいる場合じゃないですね。
オスは自分の縄張りを守ろうと必死なんですもん。つまり、サービスではなくその逆。
「俺の恋の邪魔をするな。 あっちいけ!」ということです。
これからは、遠慮しながらオスを見守りたいと思います。(笑)
この日は、早々に、求愛活動は終了のようでした。
どの子も、一斉に地上から小屋や木の上に移り、お休みモードに入ってしまいました。
ちなみに時間は午後3時半、天気は曇りでした。
もし、私の推測が正しいなら、東山のバードホールはクジャクたちの繁殖にとって、あまり適切な環境ではないのかもしれませんね。
縄張りといっても、狭い獣舎の中他の鳥はうじゃうじゃいるし、おまけに人までもすぐそばにいますし。
さらに、クジャクは地上に巣を作る習性だそうで、このような環境では落ち着いて子育てができないかも。
自分の縄張りを主張するために羽を広げるオスのクジャク
そう考えると、オスたちは美しいだけでなく凛々しく思えてきます。
なぜ、天はクジャクにこのような美しい羽を授けたのか?
動物の生態は、知れば知るほど面白いです。
以上、勝手に面白がっていますが、学術的根拠はひとかけらもありませんので悪しからず。