【保存事例】C58形36号機(山口県)
ボロボロになってしまった蒸気機関車を保存修復できた事例のひとつをご紹介します。今回山口県での保存修復事例です。
以下記事の引用となります。
かつて美祢線で活躍した蒸気機関車C58がお色直しされ、展示されている美祢市役所で1日、記念セレモニーがあった。美祢線でSLが姿を消して以来、約45年ぶりに汽笛が鳴り響き、集まった市民らが拍手を送った。
機関車は1938年製造。石炭の運搬などで活躍したが、72年に美祢線でSLが廃止されると翌年に引退。市役所で展示されていたが、さびや色落ちが目立っていた。
石炭の町として栄えた美祢の象徴を市民の手で整備しようと、市観光協会がペンキ塗りなどの修復作業を企画。2月末から毎週末に計8日間、市内外のボランティア延べ約170人がさび落としや塗装に取り組み、往時をほうふつとさせるつやのある姿によみがえった。
陸羽東線沿線の蒸気機関車シゴハチたちも見た目はボロボロですが、実は塗装し直すだけでも見違えるように美しさを取り戻せます。
また美祢市では単なる蒸気機関車の塗装イベントで終わらせず、「イベントと並行して、市内の7店舗の飲食店では、蒸気機関車の燃料でもある石炭をイメージしたメニューが提供されている。例えば「ボタ山シチュー(1,250円・税込/nonno)」は、牛肉の赤ワイン煮を黒いイカ墨でアレンジした一品。(記事引用)」とあるように、地元飲食店とのタイアップ企画として地域活性化にも繋げています。
大崎市ならば、例えば皆で蒸気機関車を修復して、
疲れた体には温泉!→中山平温泉!
疲れた体には甘いもの→鳴子名物「栗団子」!
乾いた喉には→国際ビール大賞金賞受賞「鳴子の風 高原ラガー」!
お昼ご飯には→中山平駅すぐ近くの「鳴子の米プロジェクト むすびや」さんの美味しいおにぎり!
といった感じに、蒸気機関車の修復をきっかけとして地域の魅力を知って頂き、地域活性化にも繋げられるという色んな可能性が生まれてきます。