抗ガン剤の副作用 手・爪への影響 アピアランスケアの手引き
2016.08.09 10:03
みなさんおはようございます
江東区北砂西大島美容室 ヘアーシップリボーン相澤です
本日は
抗ガン剤の副作用の1つ
指先・爪への影響について と
ふくりび に続き 新たなサポーターのご紹介をさせていただきたいと思います。
ふくりびのアピアランスサポートブックによると
抗ガン剤は、細胞の分裂が活発な細胞の働きを妨げる効果があるために、爪や髪の毛に影響がでます。
凹凸になる 変色する 薄くなる
酷くなると、出血する、剥がれるなど生活に影響が出てきます。
では 実際はどうなのでしょう?
↑現在 抗ガン剤治療中のお客様の爪です。
黒くスジが入り 爪の中も変色しています。
↑爪の中からは、膿が出てきていて、痛くてものを掴むのに苦労をなさっています。
特に食事の準備で水を使う時がキツイようです。
ここでお客様に助言をする際、僕はブレーンを使わせていただきます。
まず一番は 経験者に聞いてみること
お客様や知り合いの抗ガン剤経験者に聞いてみます。
しかしここまで酷くなってしまった方は、いないようでした。
急な症状の場合、術前化学療法中ならば病院に電話すればアドバイスをもらえるそうです。
術後化学療法であれば、救急で受診がオススメだそうです。
次にふくりびのガイドブックによると
乾燥が大敵なので保湿を心がけ
ハンドクリームや布手袋などで保護をしっかりしてあげることが大切
爪切リよりもヤスリで長さを削るとよい
とのことでした。
そして 今回 さらに心強いサポーターが
↑美容雑誌経営とサイエンスに連載をされている辻野教授
今回直々にメッセージをいただき
↑"がん患者に対するアピアランスケアの手引き"という本が出版されたということでご紹介いただきました。
この本は 抗ガン剤 放射線 ホルモン治療などのがん治療で起きる 見た目の変化をサポートする活動を医学的なエビデンスから検証した本になります。
爪に関する記載ももちろんございます。
しかし 医者ではない僕は診断などは安易にはできないので、なんとも歯がゆいのですが、
主治医に相談してもらった結果、皮膚科を受診して診察を ステロイド外用薬を処方してもらって使っているそうです。
なんとも歯がゆいですが
僕も髪の毛やウィッグについてはお答えできますのでよろしくお願いします。
困ったことがあれば まずは主治医に相談が基本です
がん患者のホットラインなども使用したいですね
そして今回はうれしいお知らせが
インスタグラムでフォローさせていただいている方の投稿で知ったのですが
横浜市では がん患者へのウィッグ購入用助成制度がスタートしたようです!
ウィッグによって 闘病中の女性の方達が自信を取り戻しているのを見ているので
このような 活動が様々な市町村でどんどん広がっていくと良いですね。
参考図書↓
がん患者のアピアランスサポートの手引き
2016↓
↓ふくりび 闘病中のサポートブック
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