職務経歴書の枚数について_第112号
本日は、職務経歴書の枚数について触れてみたいと思います。
職業訓練では、応募書類の書き方について、必ずカリキュラムに含めなければなりません。
キャリアコンサルタントの有資格者が実施する場合もありますし、無資格者が実施する場合もあります。
また、各就労支援機関でも実施しております。そこでも有資格者と無資格者が実施しております。
私どもでは有資格者が、キャリア形成に関する話から始め、棚卸、自己PRの作成を踏まえて、応募書類を作成してもらっております。とにかく棚卸と自己PRの重要性を伝え、一生懸命取り組んでもらいます。
その結果、職務経歴書が3枚を超えることもあります。4枚になる人もおります。
ここで問題が起こります。
「職務経歴書は2枚以内」と、指導する方がおります。
枚数の問題なのでしょうか?
私は中身の問題だと思っております。
枚数(2枚以内)にこだわりすぎしまい、結果的に何が言いたいのかわからない書類になってしまう、あるいは表面的な言葉(コミュニケーション能力がある、積極的である等)だけしか書かれていないとなると、興味を持たれないと思います。
枚数が多いと、「そんなに多いと読まれない」と言いますが、興味があれば、枚数は関係ないと思います。逆に興味を持たれる可能性があると思います。
30代で職歴が1~2社であれば、2枚にまとまるかと思いますが、職歴が3社以上で15年以上の経歴があれば、3枚になってもやむをえないと思います。
「情報の非対称性」から考えても、情報が少ない人(2枚)より情報が多い人(3枚)の方が、良いのではないでしょうか。
とにかく入社した後に「あれ!?、書類に書いてあることと違う!!」となっても、すぐに辞めてもらうことはできませんから・・・
そのため、最近では、まずは3ヶ月の契約社員から入って、その後何回か更新し、正社員に登用するか検討しますね、という会社が増えてきているのではないでしょうか。
枚数ではなく、中身を充実しましょう!