8月9日 近藤真市、初登板ノーヒットノーラン(1987年)
※文末に、去年の投稿、今日は何の日?をまつばらゆきのナレーションでお伝えします。
1987年、前日までに投手を使い果たしてしまった中日ドラゴンズの星野仙一監督は、この日投手コーチに「若い人間を使え」と伝えます。これにより、ルーキーの近藤真市選手が初登板する事になりました。
彼の母親は、日中テレビを見ていると、解説者が「先発がいないから近藤もあるかも」と言ったことを聞き、「投げる」と思い込みます。読売ジャイアンツ戦は人気でチケット探しが大変だったようですが、なんとか入手し、息子の晴れの舞台を最高のシーンとして見せてもらいました。
その時の彼は、試合前のキャッチボールでは
「体がぐーっと引っ張られた、誰かが引っ張っている感じ」
になったとされ
「それが理想の「タメ」になった」
と答えており、
「あの感覚を探し続けた野球人生だった」と述べています。
現役を7年で辞めてしまった彼に、
「ノーヒットノーランがなければもう少し投手人生が長かったのでは?」と、
言われるとそうですが、彼の中では
「そのおかげで、自分は覚えていて貰える」と考えているようです。
彼の中のゾーン(心と体が完全に調和した無我の境地)は、彼だけのもの。私たちもゾーンを体感できる様になると高いパフォーマンスを日々発揮できるのかもしれません。
そのためには「誰かが引っ張っている感じ。」という様に、最高の瞬間の自分の中の感覚に気づき、それを口で表現しておくと、後々の人生のヒントになるかもしれませんね。
セレンディピティとは目の前の偶然から幸せになる能力。
大切なのは、「気づき」です。
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まつばらゆきのナレーションによる、今日は何の日が動画にて視聴できます。
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