本当は教えたくない!栃木八方「幻のおしらじの滝」の全貌に迫る!
https://www.travel.co.jp/guide/article/22272/ 【本当は教えたくない!栃木八方「幻のおしらじの滝」の全貌に迫る!】 より
つい数年前までは、一部の滝好きか熱狂的なカメラマンしか知らなかった、栃木県八方の「おしらじの滝」ですが、最近ではスッカリ滝の魅力に誘われるように、多くの観光客やハイカー達が訪れ、ちょっとしたブームになっています。関東地方では類のない、滝壺ブルーが忘れられず、一日中でも眺めていたい美しさは感動さえ覚えるほど、今回は何がそれほど人を引き付けるのか、動画を交え滝の神秘的魅力をご紹介します。
新型コロナウイルスの感染状況によっては、各自治体ごとに往来の自粛を要請している場合や、施設によっては休業していることがあります。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新情報をご確認ください。また、お出かけの際は感染予防のため「新しい旅のエチケット」を守って行動しましょう。(
「幻のおしらじの滝」へは、「山の駅たかはら」から県道56号線を那須塩原方面へ車で約10分進み、道路右側にある駐車場から「おしらじの滝入り口」と手書きで書かれた標識?看板?を目印に、笹の生い茂るけもの道を沢の谷沿いに降りて行きます。10分程進むと「おしらじの滝」に到着します。道中は、道筋はありますが整備された歩道ではありません。
おしらじの滝の名前の由来は、定かではありませんが諸説あります。「幻のおしらじの滝」とか、別名「幻の雨乞いの滝」とか、いろいろな呼び名があります。その昔「雨乞いのための祈りを捧げた場所」あるいは、いつ行っても「滝の水」が流れていないから「幻」とか、滝壷の形状から丸い形の表現「しらじ」と呼び、崇敬の念で“お”を付け「おしらじ」と呼ぶようになったとか、様々に言い伝えられています。
しかしながら地元の人間でも、その存在すら知られず、ほんの一部の人しか知られていなかった「幻の滝」だという事は確かです。沿道から滝まで、ゆっくり歩いても10分以内で到着できる程の距離でありながら、長い間その存在が知られなかった“奇跡の滝”でもあるのです。現在でも“滝マニア”の皆さんの間では“本当は教えたくない滝”として有名です。
これが「おしらじの滝」です。たどり着いた先には、感動間違いなしの絶景が待っています!関東地方では珍しい碧く漂う滝壺は見事な美しさです。しかし、この滝は常に滝水が流れている訳ではありません。天候(直近に雨が降っていた)などの条件が揃った時に、素晴らしい「おしらじの滝」が現れます。
「おしらじの滝」の場所は本当に分かりづらいです。地図に表示されるようになった現在でも、迷う人が続出します。栃木県の矢板市八方が原、桜沢、スッカン沢、那須塩原(塩原温泉)と表示または、説明する事がありますが、そのいずれも決して間違いではありません。その中間地点の秘境にあるのです。
矢板市八方「学校平・山の駅たかはら」から、桜沢を那須塩原方面へ向かえば、「雷霆の滝」「咆哮の滝」「霹靂の滝」があります。那須塩原方面から、八方方面に向かう「スッカン沢」沿いには「素簾の滝」「仁三郎の滝(舞姫滝)」そしてスッカン沢最大の名瀑「雄飛の滝」があります。
この周辺一帯は、それらの素晴らしい滝が多く点在している、「滝」のメッカでもあります。
「おしらじの滝」を包むようにそびえる岩肌に、貴重な野草たちが、へばりつくように咲いています。可憐なイワタバコやダイモンジソウなど、厳しい環境にも負けず可愛い姿を見せてくれます。
滝壷の水は、本当に綺麗!息をのむような美しさとは、こういう光景を言うのでしょうか。刻々と変わる光の差し込む時間帯により、水の色が、エメラルドブルーになったり、紺碧の青に見えたり、また滝を見る位置により違った色に見えます。感動のあまり時間の許す限りいつまでも眺めていたい、癒しの空間がここにはあります。
おしらじの滝の魅力に期待を馳せながら、やっとの想いでたどり着いたら、滝が無い!正確には滝の水が流れていない!!と、ガッカリするのは、まだ早いですヨ!実はこの「おしらじの滝」は、もう一つの不思議な現象を見る事が出来る、パワースポットでもあるんです。人を惹きつけるその現象とは?
この写真をジ~っと見つめてみて下さい。何か見えてきませんか!?
しばらく見つめると、顔の形に見えてきませんか?
真ん中を中心に、左右の水面には両の目と眉、中心の鼻は水中へ伸びています。
そうです!!この「おしらじの滝」のもう一つの不思議な現象、知る人ぞ知る、“パワースポット”と呼ばれている理由です。
滝水が流れていないからと落胆することはありません、むしろ水が流れていない時にしか、見ることが出来ない不思議現象なのですから、これを見ることが出来た人はラッキーなのかもしれませんヨ。
“滝の水が流れている時は”「パワー充電スポット」と呼ばれています