郷土料理の日、今回は熊本県編ばい!
皆さま、こんにちは。
今回は私ぱっつんRD(管理栄養士)が先日提供した郷土料理の日の昼食を紹介をさせて頂きます。
宜しくお願いします。
写真右側のメンズRDがミニトマトを真っ赤なほっぺに見立て、今回取り上げる県のキャラクターになりきっています。
皆さま何のキャラクターかお分かりになりましたか?
メンズRDがなりきっていたのは黒い体に赤いほっぺが特徴のく○モンでした!
ということで今回の郷土料理の日はそんなく○モンで有名な熊本県編です。
メニューは高菜めし、太平燕(タイピーエン)、レタスサラダ、オレンジです。
高菜めしは高菜漬けを細かく切ってごま油で炒め、塩や醤油で味付けをしご飯に混ぜ込み、錦糸卵と紅生姜を添えた料理です。
明治時代にも食べられていたとされる高菜めしを、昭和43年に「あそ路」というドライブインが初めて商品化し”元祖たかなめし”として提供を始めたことで徐々に地域に定着し阿蘇を代表する名物になりました。
元祖たかなめしの原点はあそ路の初代店主の母親がよく作って食べさせてくれていたものだそうです。
母親の味を息子さんが再現してお客さんに振る舞い、それが地域の方々に長く愛され続けているなんて素敵ですね。
私も母がよく作ってくれたおでんが大好きでつい先日作り方を習いましたが、同じ味にすることはなかなか難しく、母のすごさを改めて実感したところです。
世界中のお母さん方、いつもお疲れさまですと伝えたくなります。
高菜めしは阿蘇で栽培が盛んである高菜の漬物を使用することや手順も簡単で親しみやすい”おふくろの味”であるため今でも多くの方に食べられているのかもしれませんね。
太平燕は中国の郷土料理が明治時代に日本に伝わりアレンジされた麺料理です。
鶏ガラスープがベースで野菜や肉、魚介の他に中国ではアヒルの卵やさつま芋のデンプン等で作られたワンタンが入っていますが、日本では入手しやすい鶏卵、春雨が使われいます。
確かに日本ではアヒルの卵なんて食べ馴染みはないですよね。
提供しているお店によって具材にかまぼこや木くらげを使用したり、スープが豚骨やトマト味だったり、それぞれの特徴があるので熊本に行った際には色んなお店の太平燕を食べ比べてみたいですね。
食後のアンケートでは「私の口にすごく合った。好きな味だった。」「多彩な具材が入り味付けもとても美味しかったです。」「熊本だったら馬肉を食べたかった。」等の意見を頂きました。
また、アンケート中にある入所者さまから「日本中行ったことあるから、熊本にも行ったことあるよ。海外も夫と行ったことあって楽しかったな~。」とお話を聞けました。
郷土料理の日はこの方のようにその地域を旅行で訪れていたり、以前住まわれていた方からその当時の思い出話を聞けるきっかけになることもあります。
今回で郷土料理の日は第8弾を迎えました。
その土地の味を再現することに苦戦していますが、皆さまが旅行気分を味わいながら美味しく召し上がれるようにこれからも工夫をしていきたいと思います。
11月の郷土料理の日は秋田県のあいがけ神代カレーを提供予定です。
Posted by ぱっつんRD