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子どもたちに未来をわたしたい・大阪の会ブログ

「子どもたちに未来をわたしたい・大阪の会」ニュース(2014年8月23日)

2014.08.23 13:14


                            

「講演会」参加者が 寄せてくださった感想です!     

今夏「保養の家」利用者の言葉です!   

                                                                                                    

私達は引き続き 以下取り組みます。何かありましたら連絡を ご協力を お願いします! 

●(福島県内外の方)今秋以降「保養の家」引き続き実施します。     ●「野菜を作ったが、あまっている。」「安心できる食べ物飲み物を送れる。」「文房具品(使用済み可)、幼児小学生の衣服靴下類・紙マスクなど残している。」等あれば連絡ください。福島市内の児童施設に送ります。   ●「原発事故・子ども被災者支援法と“避難の権利”」の本、「文科省の新放射線副読本」についての資料、原発事故を題材にした人形劇脚本「たんぽぽの願い」、その他資料、DVDなどたくさん作り集めています。

●国相手の「大飯原発3・4号運転差し止め裁判」は、次回9月12日2時半大阪地裁です。“今の避難計画では、原発事故で関西の住民子ども達の命と安全は全く守れません!原発の稼働反対!”                           ●「原発事故賠償・関西訴訟」9月18日2時大阪地裁です。                              

子どもたちに未来をわたしたい・大阪の会」ニュース(2014年8月23日―NO.2)

                 

お手紙が届きました、避難者のTさんより。ありがとうございます!

 ~~わが子を救ってくれた学習支援~~~

   中学生を連れての避難は大変です。無理やりつれていくことはできないので、ひととおりこどもに原発事故のこと・放射能のことを知って理解をえてからの避難でした。こどもなりに精一杯理解して、いやな転校も我慢してついていこうと決意したこどもを待っていたのは、原発事故などなかったかのような学校でした。がんばって最初のあいさつをし、がんばろうとしたこどもでしたが、文化の違い・学習の遅れ・体調の悪化もあり、なかなか毎日ちゃんとは通えなくなりました。そして学校にいきにくくなると、待っているのは不登校のレールだけ。先生からは残念ながら、わが子の問題点を見つけようという目線でしか接してもらえませんでした。普通の不登校も本当に大変だと思いますが、避難して周囲に友人知人のいない場所での不登校は親子で孤独の世界に突き落とされたようなものでした。避難者支援の団体の人に、事情を話して「中学生の子が集える場を作ってください」とお願いしたこともありましたが、ひとりのためにはむずかしいとのことでした。 やはり支援で何回かお兄さん的に相手をしてくださった方に、毎週相手をしてもらえないでしょうかとお願いしたこともありましたが、結局かないませんでした。ゲーム三昧になってしまったこどもの心の深遠は想像することしかできませんが、いったいこれからどうしたらいいのかどうなっていくのか考えることもできずに、孤独の中に落ち込んでしまっていました。

 そんなときにこどもたちに未来を渡したい大阪の会のKさん(もと中学校の先生をされていた)に出会いました。お願いしたらこころよく学習支援を引き受けていただきました。今までかなわなかったことたったひとりのこどものために週一回いますぐはじめてくださった学習支援。2013年12月その時間がはじまってから、目に見えないような小さな変化でしたが、少しずつこどもの心が変わっていくのが感じられました。何よりここには、避難をあたりまえのこととしてうけとめてくれている大人がいてくれるということが、こどもには深い安心となったと思います。K先生はたったひとりのこどものために、全力で教えてくださり、それは普通のテストでよい点数をとるための勉強ではなく、科学への扉を開いてくれるような勉強でした。こどもはもともと理科好きだったのですが、小学校高学年の授業があまりにつまらなくて、いったん理科嫌いになってしまっていました。それがK先生に勉強をみてもらうようになってから、砂地に水がしみこむように理科がやっぱり好きなんだという自覚が出てきたように思います。だんだんわかっていくことで自信も生まれたかもしれません。その後学校にいきはじめ、今高校入試を控え、工業高校にいこうかどうしようかと考えるようになっています。それもこれも、あのとき「たったひとりでも今すぐはじめてくださった週に一回の学習支援」のおかげです。

 ほかにも必要としているこどもたちがいるかもしれないと思い、またそんなことならやってもいいよと思ってくださる方がいるかもしれないと思い、うちの子の経験を書かせていただきました。

 大阪の会の皆様は、「シェアハウス」「大阪府への交渉」そして「学習支援」と被災者・避難者が本当に必要としていることをつねに考えながらやってくださっていて心から感謝しています。 

               

福島市内の児童施設(幼児から高校生まで60人近く生活を送っています)から 以下の要請が来ています。お手持ちのものがありましたら、連絡をください!!

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(園長さんより)

今ご支援いただけたらありがたいものは次の品々です。機会があれば、お願いします。   

・折り畳み傘、長傘(小中学生男女使用)

・靴下(小学生男女用)18㎝~25㎝ 白及び柄入り可

(くるぶしソックスでないものでお願いします)

・使い捨てマスク(子ども用)

・雨カッパ(上下別になったもの) S、M、L各サイズ

・フェイスタオル      ・ハンカチ

 震災と原発事故から3年半になりました。青葉学園敷地内の放射能は除染と雨水等による

流出、半減期による減少で、全体的に下がってきています。一番高いところでは、0.17μsv/hですが、平均すると0.1μsv/h前後です。福島市の西部で最初の値が比較的低いことも影響しています。

 しかし、油断をできないのも現実です。現在、小中学生が再度福島市が配布している線量

計をつけて外部被ばく量の検査をしています。私たちの施設では、毎食検査をして給食を実施しています。食品放射能については、市場を経て手に入るものは、きちんと検査しているのが分かります。限界値7ベクレル前後で検査しますが、検出されません。今後も手を抜かずに食品の検査体制を維持することが大切です。なお、心配なのは福島県周辺地域の検査体制がどうなっているのかです。マスコミで取り上げられないのでわかりません。

 心配なのが、事故前は子どもの甲状腺がんが100万人に1~2名との出現率と言われていましたが、実際には50名を超えています。原発事故の影響ではない、スクリーニンゴ効果だと県は言っていますが、地域性など詳しい事が分からないので判断できないです。

 避難地域の帰還は今後も長期に困難が伴います。避難の長期化の影響が今後ますます大きくなると思います。

 児童虐待やDVなどの増加、震災関連の病死や自殺など増加しています。~~ 福島の大人・子どもたちの身体だけでなく心の健康が保たれるような支援が求められています。 被災地が忘れられつつあるのでは?と心配する声も聞こえます。