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Lákura

赤ワイン、コーヒーのおとも

2020.10.27 16:16

友人が、Lákuraを説明するのに「ここは、服とあん肝の店」と斬新な事を言った。

本職を聞かれると服屋です。という。

でも、あん肝も小さな小さなコックピットと言われるキッチンで作るのも確かだ。

そこを組み合わせた彼女の切り口とセンスがただただ素晴らしい(笑)


まぁー大抵はこうだ。

「予約制のカフェで、たまに服屋さんやってたりするけどピアノのコンサートもやったりして、やすみだったりするの」

それも正解。

カフェか…。

高校生の時の夢はピアノが置いてあるカフェを自分でやる事だった。

いざやってみたい事はなんでもやってみるものだからカフェとしてオープン当初は営業していた。カフェの定番といえばケーキセットであろう。あんこを鍋ごと食べそうな顔をしているがスイーツよりお酒のつまみが好きなものだから、頑なに実はケーキを出していなかった。でも気になってはいたのだ!甘いものがない店でいいのかと。デザート食べたい人だっているものね。

頭の片隅にいつもケーキかぁ…がよぎる。

これはもうエグヴィヴの丹野くんに相談するしかない!!

忍路に行った時に、顔を出した。

相変わらず大忙しのご夫婦。

中に入ってきてー!のお言葉に甘えて、手際よく働く彼の姿を見ながら、そしてリズムよくシュトーレンをこねる姿を見ながら、コーヒーをすすった。

海が見えて、パンとコーヒーの香りに包まれ楽しい会話で、ほのぼのする半面、働く姿を目の当たりにして心がじわっと燃えてくる。言葉ではうまくいえないけれど、何か学ぼうとしている自分がいる。

パンにかける愛情や魔法が自分の心をワクワクさせる。そうそう学生の頃から丹野くんと話をするといつもパワーをもらってこんな風にワクワクしたっけ。楽しい時間はあっという間に過ぎていく。そうそう!本題!

うちの店に甘いものがないんだよねぇ。

タルトリンツは?

ということで、とっても美味しくって即決。

ラズベリーソースとチョコの組み合わせが絶妙!!

その後、彼から一つ提案があった。

それは、エグヴィヴのレシピで、コンゴレをわたしが焼くのはどうだろうという案だった。簡単だからやってみてよ!との事。

食べてみてよと昨日早速いただく。

うわっ。なんだこれ!好きな感じ!!

カリッともちっと。ココナツのいい香り。

しかし、ことごとくお菓子作りは避けてきた自分。測る量る図ることの苦手な自分は、手を出してはならないと思っていた。

でも、コーヒーにとっても合うのだ!!

そして、できるかなぁとビクビクしながらも、やってみるぞ!と心に決めた。

教えてもらえるのはとてもありがたい。

10年前、モリヒコのオーナーの草介さんにコーヒーもスパルタ教育で(笑)教えてもらったっけ。そのコーヒーもすっかりおいしいと言ってもらえるようになり今度はコンゴレに挑戦。コーヒーの素敵なパートナーになるかしら?新しく学ぶ!は楽しい。

しかし歩はとてもゆっくり。

確実に自分のものになるのは、いくら簡単と言われても難しいものだ。

次回のビーフチウの日から、タルトリンツが並ぶ。食後のコーヒーには勿論、赤ワインや、クラフトビールの黒にもよく合う。

新しい定番の子が姿を現す。

今日も、美しい景色を見ながらおいしいパンが焼けているのかなぁ。