孟子の「往く者は追わず来たる者は拒まず」
2016.08.09 23:31
ご存知の方も居ましょう。中国の戦国時代の思想家孟子の言葉です。
元の「去る者は追わず、来る者は拒まず」の意味は、<自分を信じないで去って行く者は引き止めはしないが、自分を信じて来る者は受け入れる>と言うものです。この場合は、孟子の弟子についてです。そこから転じて、懐の広いことを言うとあります。
しかし、こと企業においてはそのような簡単な事では済まされません。企業とは利益を追求する所であります。何でもかんでもというわけにいかないのは当然のことです、これは、どんな社会においてもほとんど変わりはありません。
逆に、教育においては、この言葉は大いに賛同を得るものです。誰もが、教育の機会均等を大いに享受できる国は、発展の途を歩むものです。
又、企業において、この言葉を、旨とする所は、大いなる野望を持って進んでいることでしょう。しかし、それは、その企業内における社員の出入りの激しさの現われの隠れみのであることも多いことを目にします.
上に立つものは、社員の芽を摘むような態度は慎むべきであり、受け入られるものは受け入れたうえでの、判断が大切なのは、常に反省の要でしょう。
※この言葉は、「去る者は追わず、来る者は拒まず」と用いることの方が多いと言います。。。