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あひるのこ 絵本とわらべうた

ゆうさんの子育てコラムvol.12「1歳の徒然」

2020.10.28 09:00

○○ヶ月からの月齢という呼び名から、

お誕生日を迎えることで1歳になること。


当たり前だけど、とてもとても大きな節目に感じます。

たった1年前はお腹の中でもにょもにょ動いていた子が、

たった1年で20〜30センチも身長が伸び、

体重も約3倍増え、

ふにゃふにゃだった身体は歩いたり、ハイハイしたり、

寝てばっかりだったのが、遊びたい時間に変わり、

意思を持って伝えたり、

言葉や音に合わせて反応したり。


赤ちゃんが1歳になるというのは、

人生70〜80年の中で比べると、

ありきたりの言葉ですが、とてつもない成長期だと

改めて今感じています。

とうとう誕生日を迎えた祝ウチの1歳くん。

つたい歩きと、数秒の自立、ハイハイメインの移動手段に、少し高ばいが入り始めました。

そしてお誕生月の10月に入った頃から、

身振り手振りの表現がとても豊かになりました。


「行ってきます」のお姉ちゃん達とお父さんの言葉にバイバーイと手を振り、

自分のウチの車が帰ってくるとお帰りの手を振って出迎え、

「ごはん好きなひと〜?」など○○なひと〜?の質問に、

はーいと片手を挙げ、

「おやすみなさい」と階段上がろうとすると、

おやすみバイバイの手振りをして、

食べることも潰したペーストから、

柔らかな形ある形状になり、

コップで飲み、

とうとう2階まであっという間に階段を登りきるようになり、

段差を下れない、降りられない事を知ってが、

高い段差では、腹這いになり用心深く下を覗き、

ベビーカーのお散歩も30分も乗れば立ち上がり、

スーパーのベビーカーは5分もすればスルリと身をよじらせ立ち乗りへ、

家中をハイハイでかけ巡り、

お風呂に玄関、トイレに台所にウッドデッキのベランダと、毎日好きな様に動いています。

そして、上手に網戸を引き開け、窓下のレールを跨ぎ

ウッドデッキに出る姿は思わず、こちらも手を止めて見入ってしまう成長ぶりです。


今、7年ぶりの赤ちゃんのいる暮らしの中で感じることは、赤ちゃんには本当に色々な本能が備わっていることを

日々感じています。

その中でも、最近感じたことは、

「誰かを助けたい・お手伝いしたい」という、

性善説的な良心も備わっていることを発見しました。


実は掃除機がない我が家。

掃除は掃くと拭くが基本。

わたしが箒とちりとりで掃除をはじめれば、

ハイハイで、クイックル○○パーを取り出し、

拭き拭き動かし、

わたしがクイックル○○パー使えば、

最後に集めたゴミを箒とちりとりで片付けるのを

ちゃんと見ていて、箒とちりとりで片付けするマネをする。

そして改めて気づいたのが、

きっとちゃんと解っていないだろうと思っていた生後5ヶ月位までにしていた事が、

ちゃんと彼の中に入っていたことに、気づきました。


わらべ歌で「ウマはトシトシないても強い〜♪♪♪」とのお歌があるのですが、首が座った3ヶ月くらいからよくお膝に乗せて遊んでいたんです。


わたしが家事仕事で抱っこ出来ない時に、

その歌を歌ったら自分で弾む動きを見せてくれたんです。

これにわたし、感動しちゃいました。


見る・聴く・感じるの五感を1年かけ

積み重ねて、積み重ねて、積み重ねて、

やっと自ら反応したり、

必要な時にその引き出しを出して、表現が出来るようになるんだと、改めて実感したのです。


お母さんのお腹で10ヶ月かけて感じてきたこと、

1人の人間として、自らの五感で感じてきた1年、

その蓄積の智慧や感度が、

今ようやく彼なりに花開き出した1歳のお誕生日。


確かに育児は楽しさだけではありません。

そして、母子手帳の基準値は目安にするものの、

なるべく、他の子や一般的な枠で彼を比べたり見るのではなく、彼は彼の成長の過程があるんだという、

マイペースさを保ち、

自分自身の育児ストレスが掛からないような

気持ちの持ち方の工夫をしています。


そしてわたしは、赤ちゃんのリズムに合わせた少し時間に余力のある生活をする事で、

わたしはたくさんの赤ちゃんから貰う、

悦びのお返しを見つけては、

だから赤ちゃんのいる暮らしはやめられない!と、

思ってしまうのでした。


(ゆう)