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SILENT YARITORI

君が眠るまで

2020.10.28 12:51

君のお腹、下腹部あたりに

そっと手をあてて暖めたい。

動かさずに、ただあてるだけ。

手はいつだって汗ばむくらい熱々だから

その腹痛もきっとすぐに

柔らかくほぐされるように

ゆっくり氷が溶けるように

消えていくんじゃないかって思うから。


やがて眠くなった君に

作り話を即興で聴かせたい。

まるで羊を数えるだけのような

全く意味も内容もないお話。

終わりのないストーリーを延々と

君が落ちるまでただ囁くように。


そして眠ってしまった君の髪を撫でて

おでこに触れて、頬にキスして

ただそうやって君が知らない君を

飽きるまで堪能したい。


いやらしいことは君が明日起きてから

思いきりふたりで楽しんだらいい。

いまは君が眠るまで

ただ君の一日を優しく、

だけど無理やり終わらせるように

君のそばに寄り添っていたい。


おやすみちゅー、また明日ね。