ルールとモラル_第114号

横田尚哉著「ビジネススキルイノベーション」に、モラルとルールについて記載されております。

『モラルは、私たちが目指すべき中心点です。（中略）ルールは、モラルからこれ以上離れてはいけないという限界を示す境界線です。ルールは守るか守らないか。一線を超えたらアウトです。』

それでは、モラルとルールではどちらを優先させるのでしょうか。

『優先すべきは、ルールよりモラルです。』

『私たちが目指すべきは、より高いレベルのモラルを身につけることです。ところがルールを強調しすぎると、ルールを守ることが目的化して、モラルが軽視される逆転現象が起きる。過剰なルールが、かえってモラルの低下を引き起こすのです。』

モラルがないからルールが厳罰化されるのか、最低限のルールを守ることだけを考えるためにモラルが低下するのか・・・難しい問題ですね。