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風よ伝えて(爺さんのブラジル移住)第240段

2016.08.10 16:09

40日間、日本滞在(その48)

 東京(その2)

 日本での最後の日となった。

 ホテルで、朝食。

 バイキング形式であった。

 パンとコーヒーが大変美味しかった。

 東京ということか、多くの外国人がテーブルに付いていた。

 私も、宿帳に和洋折衷で書いたので、半分は外国人であろう。

 のんびりと、食事をとり、10時にチェックアウトした。

 今日は、日本での最後の日。

 東京見物をしたいが、何処に何があるか、全く知らない。

 「はとバス」に乗ることにしていた。

 浅草で地下鉄に乗り、東京まで。

 駅員に教えてもらったとおりに、銀座で乗り継いで、東京に着いた。

 案内表示が判り易く、迷子になることはなかった。

 東京駅では、「はとバス」の乗り場を通行人に3度聞き、やっとのことでバス停にたどり着くことができた。

 11時。

 どんなコースがあるか、聞いていたら、丁度11時に出発する半日コースがあった。

 切符を買い、大急ぎで、バスの乗車口まで行った。

 バスガイドは、私と伯の姿を見て、待っていてくれたのだった。

 バスの真ん中あたりに座った。

 客は20人ほどで、私と同じくらいの歳格好の人ばかりであった。

 発車し、バスガイドが色々説明しはじめた。

 出発して、間もなく、「皇居、二重橋」に着いた。

 「二重橋」が、東京駅から、こんなに近くにあるとは思っていなかった。

 爺さん、何も知らない。

 多くの観光客が、「二重橋」を背に記念撮影をしていた。

 伯が「日本に来てすぐに、皇居の中に入ったことがある。広かった。」と話した。

 東京のことを何も知らない爺さんは、この歳になっても、皇居に入ったことなどあろうはずがない。

 皇居の中の様子を、伯に教えてもらう側になっていた。

 今日は、「二重橋」を見るだけで、皇居の中には入らなかった。

 きっと、広い庭園があり、よく手入れされていることであろう。

 私が今、作ろうと頑張っている庭に比べると、月とスッポンであろう。

 でも、頑張って楽しめる庭にしたいと思う。

 皇居を後にし、造幣局を右手に見ながら、今までいた浅草に戻ってしまった。

 昨日見て回ったが、もう1度、本殿にお参りした。

 賑やかな「仲見世通」を歩いた。

 昼食を各自で摂ることになっていた。

 伯が味噌カツを食べたいと言ったので、2人で味噌カツとかいてある看板や、店先のメニューを見て回った。

 味噌カツが無かった。

 かつ丼にした。

 かつ丼を食べながら、この旅行では、ブラジルでは食べられない、和食など、沢山の食べ物を食べたことを、伯と話した。

 ブラジルに戻ったら、ブラジルの食べ物とブラジルの味になる。

 ブラジルの食べ物は、それなりに美味しいと思うが、やはり、日本の食べ物は、味といい、形といい、素晴らしい。

 そんな、和食をパクパクと、よくもそれだけ食べられるというほど、よく食べた。

 爺さんのお腹廻りの変化。

 ブラジルに戻ったら、さっそく体重計に乗ってみよう。

 ベルトの穴の位置が、変わっていた。

 かつ丼を食べ終わり、また、通りを散策した。

 ・・・・・・・・・・・?

 眼の前に「味噌カツ」という看板に出くわした。

 浅草を離れ、再び、皇居前を通った。

 「桜田門」「警視庁」「国会議事堂」と、これらが東京駅からこんなに、近い処に集まっていたとは、爺さん、ビックリ・・・。

 なにせ、中学校の修学旅行で行っただけであったから・・・。

 

 そして、「東京タワー」に着いた。

 またも覚悟であった。

 満員のエレベーターで展望台へ。

 いいや、何も怖がることはない。

 地震がきてタワーが倒壊する訳でなし。

 怖がることはない・・・。

 自分にそう、言い聞かせた。

 展望台に着いた。

 何も、ないぞよ!

 展望台をぐるりと一周。

 恐る恐る窓側に立った。

 足がすくんだ。

 だが、伯に知られてはいまい。

 胸を張り、堂々としておれ。

 顔の引きつりをなおせ!

 遠く、東京湾が見えた。

 伯は、展望台の床に作られていた、ガラス張りの床の上に立った。

 ガラスであり、タワーの下の様子が見えているのであろう。

 伯は、私にもそのガラス張りの床の上に立つようにいった。

 出来る訳ないじゃん。

 意地悪な・・・。

 半日の東京見物は、これでエンド。

 都会に来ると、高い展望台など、足がすくむ処が多い。

 私には、田舎の山の頂上から、遠くに流れる、川や森を見ている方が心を休ませる。

 バスの中。

 通路を挟んだ、隣の席のお婆ちゃん。

 私と顔が合い、「どこから?」と聞かれた。

 「ブラジルから来ました。」

 「えっ、日本語がうまい。」とか、話を始めた。

 「何時、帰るんか?」

 「今日です。」

 「これ、飛行機の中で食べて。」

 「カッパえびせん」を手渡ししてくれた。

 「ありがとう。」

 もう、4時少し前になっていた。

 東京の何処に何があるか、わかった気がした。

 こんなの、ほんの「蚤の・・・」ではあるが、嬉しさを感じた。

 「成田エクスプレス」の切符を買った。

     はとバスの 隣の婆ちゃん 優しくて

           我がフライトの お伴下さる