マユミ(檀、真弓)【ヤマニシキギ(山錦木)】
http://www.okadanouen.com/zukannormal/mayumi.html 【マユミ(檀、真弓)【ヤマニシキギ(山錦木)】】 より
小さな十字型の花がひっそりと咲いています。この木で弓を作ったので、真弓と名付けられました。十字形の実がなります。秋が深まると外側が割れて赤い種が顔を出します。雪が降るころになると赤い種はもうほとんど残っていません。 有毒でも鳥が食べたのでしょうか。
まゆみ【檀・真弓】(主に弓を作る材料にしたからいう):
ニシキギ科の落葉小高木。初夏、淡緑色の小花を多数つける。 角ばった果実は熟せば4裂して紅い種子を現す。材は器具用。ヤマニシキギ。カワクマツヅラ。 広辞苑
食べ方や薬効
新芽は茹でて和え物やおひたし、天ぷらなどにして食べます。
薬効 樹皮は鎮痛、鎮咳、駆虫に効きます。
毒草 実の赤い仮種皮は有毒です。
季語 秋。「檀の実」「真弓の実」「山錦木」
「檀咲く」「檀の花」は夏
http://www.misawa-ac.jp/drama/daihon/genji/garden/03aki/mayumi.html 【真弓】より
マユミの名は、古事記の昔から弓を作る材料にされてきたことに由来し、別名「弓木(ゆみぎ)」とも呼ばれる。
幹が丈夫なことから幹の皮が和紙の材料になり、「檀紙(だんし)」と呼ばれる紙が作られ、おもに写経などに使用された。さらに木工家具の材料にもなる。
『万葉集』では、弓は弦を引くことから、「弾く」へ「張る」「行く」などの枕詞として用いられている。
マユミは雌雄異株で、雌株には雌花が咲いて実がなるが、雄株には雄花が咲くが実はならない。
なお、マユミは紅葉するととても美しいので、「山錦木(やまにしきぎ)」とも呼ばれる。
源氏物語
とても涼しそうな遣水(やりみず)のほとりに、地を這うように枝を広げている風情ある檀(まゆみ)の木の下に、松の割木を大げさにならない程度に積んであって、部屋から遠ざかった所で焚いているので、部屋のほうは、とても涼しく、ほどよい明るさの中での姫君の姿は見る甲斐がある。
[篝火]
三澤憲治訳『真訳 源氏物語』から抜粋
み薦刈る信濃の真弓我が引かばうま人さびて否と言はむかも
(み薦刈る 信濃の弓を引くように わたしがあなたの気を引いたら 貴人ぶって いやと言われるだろうか)
久米禅師(巻二―九六)
み薦刈る信濃の真弓引かずして強作留わざを知るといはなくに
(み薦刈る 信濃の弓を引くように 引きもしないで 女を従えさせることので きる人はいないといいますよ)
石川郎女(巻二―九七)
https://ameblo.jp/wamioda70/entry-12472446657.html 【マユミ(檀、真弓、檀弓)】 より
マユミ(檀、真弓、檀弓)ニシキギ科の樹木。別名ヤマニシキギ(山錦木)と云われ、冬に割れて黒い実が下がる落葉低木、または小高木。雌雄異株。老木になると、幹には縦の裂け目が目立つ葉は対生で細かいのこぎり歯(鋸歯)があり、葉脈がはっきりしている。1年目の枝は緑色をしている。 芽は丸々としているが、近縁種のツリバナは新芽が鋭く尖っている
マユミの葉は対生で細かいのこぎり歯(鋸歯)があり、葉脈がはっきりしている
1年目の枝は緑色をしている。 芽は丸々としているが、近縁種のツリバナは新芽が鋭く尖っている
花は初夏、新しい梢の根本近くにつく。薄い緑で、四弁の小花。
果実は枝にぶら下がるようにしてつき、小さく角ばった四裂の姿。秋の果実の色は品種により白、薄紅、濃紅と異なるが、どれも熟すと果皮が4つに割れ、鮮烈な赤い種子が4つ現れる
マユミは材質が強い上によくしなる為、古来より弓の材料として知られ、名前の由来になった。
この木で作られた弓のことや、単なる弓の美称も真弓という。和紙の材料にもなったが、楮にとって代わられた。現在では印鑑や櫛の材料になっている
新芽は山菜として利用される。天麩羅やおひたしなどに向く。なお、種子に含まれる脂肪油には薬理作用の激しい成分が含まれており、少量でも吐き気や下痢、大量に摂取すれば筋肉の麻痺を引き起こすため、種子は食べてはならない
<いずれの項もウィキペディア Wikipediaより引用>
赤城の鍋割山に行ったときに観た花が判らず、帰ってきて調べたらマユミの花と判りました
マユミは秋の赤い葉と赤い実で知っていましたが、緑がかった四弁の十字の花が特徴でした
雌雄異株なので、赤い実が見られるかどうかは、近くに雄株があるかどうかです
秋にもう一度登って確認してみたいと思います