藤田フジタFUJITA!WHITE DIVISION 第6節 4回戦A卓レポート
8/6(土)22:18よりAbemaTV「麻雀チャンネル」にて放送された、RTDマンスリーリーグWHITE DIVISION 第6節 4回戦A卓の様子をお届けします。
対局者は、起家から順に
佐々木 寿人(日本プロ麻雀連盟)
小林 剛(麻将連合μ)
藤田 晋(株式会社サイバーエージェント代表取締役社長)
石橋 伸洋(最高位戦日本プロ麻雀協会)
レポートは、鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)がお送りします。
開始前の成績はこちら↓
小林と直接対決のため、ここでトップを取ると4位に食い込める藤田が、とにかくアガる。
まずは石橋のホンイツ仕掛けと小林のリーチに挟まれながら、仮テンの9m単騎で粘ってツモ。
続いて、オヤで仕掛けて500オール。
そして、1本場では4000オールで体一つ抜けた。
しかし、ここから手を緩めず、常に攻撃態勢を崩さないのが藤田。
佐々木にメンホンテンパイが入った直後に、またも仮テンツモアガリ。
かと思えば、今度はリーチでツモアガリ。
もう藤田しか見えない。
このゲーム、金太郎飴の如く、どこを切っても藤田である。
そして、3者の心を完全に折ったのは、これ。
白が重なった直後、オタ風の北をポンする藤田。
もうこの時点で、3者からは「またかよ」というため息が聞こえてくる。
確かに北は2枚目なのだが、これだけ点数を持っているのであれば、多くの者はチートイツのイーシャンテンに構えて安全牌を残す選択をするだろう。
これを仕掛けられるのは、常に攻撃の準備を怠らず、強い精神力を持つ一流の勝負師だけである。
すると、これに対して小林がダブ東ポンで応戦。
ドラ単騎のオヤマンテンパイを組む。
この仕掛けに対する藤田の対応が圧巻だった。
途中でドラの9mを掴んでいた藤田、6mを引いてテンパイしたのだが、9mを打たず、ノータイムで3pを打ち抜く。
すると、次巡には白をポンしてテンパイ。
小林のカンでダブドラになった9mをツモってハネマン。
見事な対応から、ダメ押しを決めた。
武器としている攻撃態勢からの柔軟な対応でトップを取り、目論見通り最終節を4位で迎えることとした藤田。
BLACK DIVISIONに続き、WHITE DIVISIONでも準決勝進出が見えてきた。
いよいよ次節は最終節だ!
鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)