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ペットをダニから守る方法

2020.10.30 09:38

一般的な犬のアトピー性皮膚炎は、ハウスダスト(ホコリ)・ハウスダストマイト(イエダニ)・カビ・花粉に対して過剰に反応することで発症します。人が皮膚をダニに噛まれるとひどい痒みに悩まされるように、犬も痒みのあまり噛まれた部位を自分で嚙んだしまったり引っかいたりして、脱毛や炎症などを起こすことがあります。

そうならないためにも、今回はダニの好きな環境をよく理解して、ダニ対策を考えましょう。



ダニが住みやすい環境条件

次のようなダニの理想の生息環境を1つでも取り除くことが、ダニの対策につながります。


条件1:集合場所

ダニは、カーペット、畳、ふとん、ソファなど人がよく触れて皮脂がつく場所や、暗い繊維が多く密集している場所を好みます。また、カーテンやぬいぐるみなどにも生息していることがあります。


条件2:湿度

約65~85%(50%以下の環境下では生息できません)。


条件3:温度

20~30℃(50℃を超える熱い環境では生息できません)。


条件4:食事

ダニが好む食事は主にホコリです。また、人間やペットのアカやフケ、あるいは食べかすやカビも好んで食べます。



ダニ対策

ここからはダニを退治するための具体的な方法をご紹介します。アレルギー反応を起こしてペットに辛い思いをさせないためにも、次の3つの方法を試してみましょう。


対策1:湿気の除去


対策2:掃除

ダニが好むホコリは、夜の間に畳やカーペットの上にたまります。掃除機をかけるのは掃除をする上で当然ですが、床にホコリがたまった状態で掃除機をかけてしまうと、ホコリを撒き散らしてしまうことになります。そのため、掃除機をかける前に雑巾がけをするとよいでしょう。


対策3:部屋の模様替え


掃除する優先順位

  1. 寝具(布団、毛布、枕)、ベッド
  2. じゅうたん、畳、カーペット
  3. ソファ、イス、カーテン、クロス壁
  4. ぬいぐるみ、玄関マット、座布団



掃除の大切さをわかっていても、毎日隅々まで掃除をするのは大変ですよね。しかし、アレルギーを持っているペットは自分で掃除をすることはできません。飼い主さんが環境をしっかりと整えてあげて、アレルギー反応を起こさないように管理してあげましょう。