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~今日の一曲~ 第一回 ZARD good-bye My Loneliness

2020.10.30 12:12

はしがき


このブログを開設して以降様々な分野の製品等をレビューするつもりがオーディオ製品のみのレビューとなっており非常にマニアックなブログとなっております。

今後は不定期ながらも様々な製品をレビューしていきたいと考えてはおりますが箸休めとして”今日の一曲”と題して私が気に入っている楽曲を一曲深くまで掘り下げていきたいと考えています。

箸休めですので話の脱線が多く見受けられるとは思いますがご容赦ください。



ZARDの紹介


何度かイヤホンのレビューで登場していますZARD。

今回は主に楽曲紹介ということで簡潔に。

ZARDは1991年に結成された音楽ユニットです。

レーベルは1990年代当時日本の音楽業界を席巻した会社ビーイングです。

ZARDの語源というべきものは特になく公式ではプロデューサーが語感の響きで決めたことになっています。

このころのビーイング系のアーティストは基本的に造語が多いです。

ZARDとの共演楽曲があるZYYGが最たる例だと思います。

ZARDの実質的活動期間はボーカル坂井泉水さんが亡くなられた2007年までですので16年となります。

2000年に入ってからは坂井さんの病状の兼ね合いもあり途中休養期間があったりして楽曲発表は緩やかになっています。

世間では毎年盛夏に行われる24時間テレビで流される「負けないで」が有名ですが他にも隠れた名曲がありますのでいつかご紹介したいと思います。

坂井さんの死後も未発表音源を発売していましたが2016年発売のベスト『 ZARD Forever best』で楽曲の発売は完結しました。

2020年2月には2021年に控える結成30周年を記念して『 ZARD Forever best』のハイレゾ音源が発売されました。




good-bye My Lonelinessの紹介


この楽曲で音楽ユニットZARDはスタートを切りました。

1991年2月10日発売。

このgood-bye My Loneliness,実はタイアップでフジテレビ系列のドラマ『結婚の理想と現実』の主題歌です。

初リリースながら売り上げを徐々に伸ばし累計21万枚とスマッシュヒット。

上に画像としてあげたジャケット写真ですがプロのカメラマンを用いた本格的な撮影では坂井さんが緊張してしまったとのことでレコーディングスタジオを撮影場にし日常感を出したそうです。

基本的に上記の理由からジャケット写真の撮影はビーイングのスタッフが担当されています。

坂井さんが羽織っているジャケットですがレコーディングエンジニアの方の私物だそうです。




作曲は織田哲郎。編曲は明石昌夫。

織田さんは負けないで,揺れる思い等のZARD初期の代表曲を数多く提供された作曲者です。

明石さんはB'Zのベーシスト,音楽プロデューサーとして活躍された方です。

曲調はミドルバラードといった部類です。

初リリースとのこともあり歌唱は初々しいです。

ZARDとして活躍した坂井さんの歌唱は発表時期によってかなり異なります。

結成からそれほど立っていない1992年までは若干硬さを感じさせる初々しい歌唱。

代表曲負けないでをリリースした1993年~1996年まではエネルギッシュな透明感溢れる歌声

1997年~2000年までは年数を経て透明感に加え柔らかさを感じられる歌声。

2000年以降は熟成された表現力が素晴らしい深みのある歌声。

楽曲のリリース時期によって歌唱から受ける印象が異なりますのでZARDの各年代ごとの楽曲を聴いてみて歌声の変化を探ってみるのもリスニングの楽しみの一つだと思います。





この曲の聴きどころは何といっても坂井さんの初々しい歌声に尽きます。

若干かたさを感じを感じさせながらも表現力がありこちらに訴えかけてくるかのような歌声

かなと個人的には思います。

良くも悪くもどのアーティストもデビューしてライブや曲のリリース等で場数を踏むとデビュー当初の歌唱からは変化してしまいます。

場数を踏んでゆくとデビュー時の初々しさは薄れますが表現力が増したりと様々な味わいが生まれます。

好みのアーティストに巡り合った時にはデビュー曲から聴いてみることをお勧めします。

そのアーティストの新たな一面を知ることができるかもしれませんので。


第二の聴きどころとしてはコーラスです。

コーラスには当時はまだ無名だった大黒摩季さんが参加しています。

大黒摩季のコーラスは非常に厚みがあり楽曲に賑わいを与えてくれているように感じます。

他のZARD初期の楽曲にも大黒摩季がコーラスとして参加していますのでコーラスに注視して聴いていただくとおもしろいかもしれません。



話はそれますが坂井泉水と大黒摩季がともに歌うことをビーイング側は1990年台から想定していたらしく坂井泉水没後の2016年,d-project with ZARDと題してZARDの名曲をアレンジをロック風に変更しつつ大黒摩季をゲストボーカルとして迎えたプロジェクトが発足しました。

名曲負けないで,揺れる思いをはじめとしてハードロック風の愛は暗闇の中でなどもリアレンジされて一枚のアルバムにまとめられています。

視聴してみましたがどの曲も非常にいい出来で何より大黒摩季と坂井泉水の歌唱の親和性が高くオリジナルとは違った魅力を感じさせられます。



結び


第一回目は色々脱線しましたがZARDのデビュー曲good-bye My Lonelinessについてご紹介しました。

初々しさを感じさせながらもしっかりと世界観に浸れる曲かなと感じます。

私自身ZARD世代というわけでもなくこの曲のリリース1991年にはまだ生まれてはいませんが最近の楽曲にはない曲の世界観をしっかりとリスナーに届けてくれる曲かなと感じています。

この記事から少しでもZARDについて知っていただけたのならば本望です。

ありがとうございました。