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「衣」の文化人類学―「下半身の装い」に探る人間の本性と変身への願望 (二十一世紀図書館 (0005))
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ペーパーバック : 212 ページ
作者 : 深作 光貞
出版社 : PHP研究所 (1983/01)
コレクション : 本
ISBN-10 : 4569209459
フォーマット : Paperback, Hardcover, Epub, PDF, Kindle
発行日 : 1983/01
平均的な顧客フィードバック : 4 5つ星のうち(1人の読者)
ファイル名 : 衣-の文化人類学-下半身の装い-に探る人間の本性と変身への願望-二十一世紀図書館-0005.pdf (サーバー速度29.95 Mbps)
ファイルサイズ : 20.42 MB
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これは主に下半身の装いから、人間の「着衣」という行為を人類学的に考察した本です。1980年代にPHPから出版された「二十一世紀図書館」という新書シリーズの一冊で、初版は1983年2月、私が持っているもの(アップしている画像の本)は同年12月の第2刷です。版形は当然ながら新書版、総ページ数は200頁強、図版・写真は少なめで、しかも製版のスクリーンが粗いので写真はかなり不鮮明です。著者の深作光貞氏は1925年生まれで、京都大学文学部を卒業した後、東大の大学院で石田英一郎氏に付いて文化人類学を学び、さらにパリに留学したり東南アジアでフィールドワークを重ねたりした後、ワシントン州立大客員教授、京都精華大学長を経て、奈良女子大教授を務めた方です。本書の内容は、大見出しだけを書き出すと以下の章立てになっています。序章人間にとって“衣”とはなにか第一章“紐づくり”と“紐衣”第二章初期の布づくり・ふんどし・腰布第三章織機と腰巻衣終章“衣”の生態学−−下半身の場合服飾史や考古学ではなく、人類学的視点から「服を着る」という行為について考察しており、その点では青木英夫氏の著書などとは毛色が少し違っていて面白いのですが、如何せん推論に頼る部分が多すぎ、またその論考の裏付けも具体例に乏しくて、どうにも説得力に欠けます。「人間が服を着るようになった経緯」を考察するなら、歴史的・考古学的な分析が不可欠なはずなのに、古代エジプトの衣裳を少し取り上げているくらいで、メソポタミアやインダスや黄河文明などについては何の言及もなく、ケルトやゲルマンなどのヨーロッパの古い文化についても、アンデスやメソアメリカの古い文化についても何の言及もありません。人類の歴史や文化全体を鳥瞰した上で論を組み立てているのではなく、自らの推論にとって都合の良い事例のみを取り上げている印象が拭えず、「これは人文『科学』とは呼べないだろう」と強く感じてしまいます。日本や中国で女性が使った「ふんどし」に関する考察や機織りと腰巻きの関係など、興味深い部分もあるものの、全体として浅く不十分で、腑に落ちないというか、食道に引っ掛かったような読後感が残ります。一連の推論は、「一つの考え方」としては判らなくもないのですが、学会が「定説」と認めるような緻密・詳細な考察・考証を期待する人は、「著者だけが面白がっている」「独り善がり」という感想を持つかも知れません。意余って力足りずというか、隔靴掻痒の感が強い本で、評価としては星三つです。これは、「少々トンデモ気味でも、見聞録とか文化人類学的な考察とかは好きだ」という個人的な嗜好を含めた上での評価ですので、そういう趣味がない方にはお勧めできません。