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ペーパーバック : 256 ページ
作者 :
出版社 : 東洋経済新報社 (2019/5/27)
コレクション : 本
ISBN-10 :
フォーマット : Paperback, Hardcover, Epub, PDF, Kindle
発行日 : 2019/5/27
平均的な顧客フィードバック : 4.3 5つ星のうち（12人の読者)
ファイル名 : 週刊東洋経済-2019年6-1号-雑誌-クスリの大罪.pdf (サーバー速度27.18 Mbps)
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医療業界がどのような構図なのか、それは患者にとって、そんなに重要なことではない。患者からみて自分の病気に最も適した治療・医薬品の提供を受けられるかどうかが大切なのである。本書の様などちらかと言うと功罪の「罪」に力点を置いた記事や書籍を勉強し、少しでも優れた治療を行って欲しいと願う患者としては当然のことである。しかし、医師からみると中途半端な知識で知ったかぶりして医師に詰め寄る患者や自分の治療を既に自分で決めていて、その通りの治療を提供してくれる医師に出会うまでジプシーを続ける患者たちは本当に嫌われてる。なので医師として取るべき態度は、自分（医師）の持っている専門知識を分かり易く患者に伝え、患者の持っている知識のどの様な点が間違っているのかを丁寧に説明することである。それをせずに一方的に治療するから患者の信頼を勝ち取ることが出来ないのだ。製薬メーカーからの資金援助でその医薬品を処方する・・・というのはあまりない。大学病院なら少しはあるかも知れないが、その外は殆どない。接待されたからといって、或いは高額の弁当提供の説明会を実施したからといってすぐそのメーカーの医薬品を処方するほど医師は落ちていないし、甘くはない。どちらを選択しても大差ない場合に限るのである。本当に優れた医薬品が発売されたら医師たちは一斉にその医薬品を処方する。そのいい例がH2ブロッカーが発売された時やCa拮抗薬、スタチン系、PPI・・・などなどである。言いたいこと、言いたくないこと、言えないことたくさんあるが今回はこれまでです。本書の様な特集記事は、健康で若い人たちには興味ある内容だが、今困っている患者に対しては不安を煽るばかりではないでしょうか？