堕落論本ダウンロード無料pdf
2020.09.16 07:11
堕落論
09/16/2020 16:11:56, 本, 坂口安吾
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によって 坂口安吾
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ファイル名 : 堕落論.pdf
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単に、人生を描くためなら、地球に表紙をかぶせるのが一番正しい――誰もが無頼派と呼んで怪しまぬ安吾は、誰よりも冷徹に時代をねめつけ、誰よりも自由に歴史を嗤い、そして誰よりも言葉について文学について疑い続けた作家だった。どうしても書かねばならぬことを、ただその必要にのみ応じて書きつくすという強靱な意志の軌跡を、新たな視点と詳細な年譜によって辿る決定版評論集。
堕落論を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
「戦争に負けたから堕ちるのではないのだ。人間だから堕ちるのであり、生きているから堕ちるだけだ」と安吾は言う。人間は本来それほど立派でもなく、堕落する存在。人間の本性は二君に仕えるし、二夫に見える存在なのである。安吾は自殺した姪を例に挙げて、「美しいものを美しいままで終わらせたい」という願いを消し去るわけにはいかないと言う。生き続けることによって、人間は必然的に堕落し、汚れていく。武士道を編み出し、天皇を担ぎ出したのも、人間の本性を見抜き、堕落させないように管理するためのものであった。天皇制は天皇によって生みだされたものではなく、政治的に担ぎだされたものだと言う。時の権力者が自分の永遠の隆盛を約束する手段として、天皇制を利用してきたのだ。前天皇が退位を希望された時に保守派・右翼は退位を認めなかった。この話を聞いて、保守派・右翼と言われる人たちは天皇を敬愛しているのではなくて、利用しているだけなのだなと痛切に感じた。天皇は職業選択の自由や、言論の自由など一部の基本的人権が制限されている。憲法では、「天皇は日本国と日本国民統合の象徴」と規定されているのに、憲法で規定されている基本的人権が天皇に限って制限されているというのは何という皮肉、矛盾なのだろう。「日本は負け、武士道は滅びたが、堕落という真実の母胎によって始めて人間が誕生した」と言う。「人は正しく堕ちる道を堕ちきることが必要」であり、「堕ちる道を堕ちきることによって、自分自身を発見し、救わなければならない」と結んでいる。