王様の仕立て屋のエピソードから考えた、継続することで生まれる「慣れ」の効果とデメリット
僕の大好きな漫画「王様の仕立て屋」の日本編第6巻にちょこっとだけ勉強のお話が出てきます。
登場人物の高校生が英語の勉強に苦しんでいる時、主人公が声をかけるのですが、その言葉がとても印象的なのです。
「色々と勉強法はあるが、最終的には細かい事は考えず慣れるまで繰り返すしかないんだよな。不思議なもんで、そこまでになると正解は解らなくても違和感は解るようになるんだ」
「全く何もしてなかった頃よりは少しは読めるようにもなったろ。継続は力なりだ。難しく考えず続けていれば見えて来る物があるぜ」
うんうん、まったくその通りですよね。
コツコツの効果は、何も英語だけに限りません。見えなかった補助線が見えてくる、知らなかった知識がつながってくる、理解できなかった解き方がわかってくる、どの科目でも大いに有り得ることです。
それに、続けていると、その行動をする際のパワーが減りますから、昔よりも楽にできるようになります。つまり、もっと長く、もっと早く、もっと負荷をかけてできるようになっていくわけです。
継続は大事。
まぁ、そんな事は誰もがわかっているんですよね。ただし、そんな継続にもデメリットがあります。
今日はそんなデメリットについてお話していきましょう。
時間がかかる
まず一つ目のデメリットは時間がかかること。
習慣ができてすぐ成果が出るわけではありませんから、コツコツ継続したとしても効果が出るまでは時間がかかります。だからこそ、早めの習慣づくりに励みましょうね。
慣れの悪い面
二つ目のデメリットは、「慣れ」の怖いところです。
慣れるということは「頭を使わずにできる」ということでもあります。
「頭を使わずにできる」から、そこに秘められている理や本質は無視されがちです。すると問われ方が少し変わっただけで間違えてしまう脆弱な理解につながってしまいます。
また、もし間違った方法に「慣れ」てしまうと大変です。
では、どうしたらいいのでしょう。
これについては、どちらも簡単に防ぐ方法があります。
それはこまめに丸つけをすることです。早め早めの丸つけで、意識を正し、間違った慣れを作らないようにしていきましょう。
丸つけの際に、「なぜそうなるのか」を説明できると最高です。
「慣れ」と「本質理解」、このどちらも大切にしていきましょうね。
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