黄昏時の色
2020.11.21 13:16
冬に近付くと、
そこは太陽へ向かう道になる。
眩しいと思いながらも
太陽に向かって自転車を走らせる。
夕刻のススキは
月のように太陽の光を受けて輝く。
それがとても綺麗だと思う。
太陽から目を逸らしていくと
夢から現の曖昧な世界。
でも、完全に現実に返った訳でもなく
太陽が残した火がチラチラと
見え隠れする。
カメラと妄想に耽る場所。
ここで描くものは、少し切ない。
少し切ないけれど、
どこかに体温くらいの熱は持っている。