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からすの弦楽器教室

大人の発表会♪

2020.11.01 13:34

からすの弦楽器教室、大人の生徒さんたちの発表会♪ バイオリン、チェロ合わせて30名程の生徒さんたちが本気の姿を見せてくれました✨

子供の発表会に続き、こちらもまた大沼の自然を感じながら楽しめる会にしたくて、大沼国際セミナーハウスで行いました。


演奏している後ろの窓からは、キレイな紅葉がバッチリ見える、本当に素敵な会場!

発表会が近づいて来る頃の、生徒さんとのレッスンの時間が私は好きです。

スイッチが入って、来る度に見違えるように上達していく様子。

イキイキしているのが目に見えてわかる。

楽しみと、不安と、恐怖と、色んな感情がふつふつしている感じ。



ある生徒さんが、今の自分の実力よりも、ちょっと頑張らないと難しい曲にチャレンジしました。

チェロを弾きたい!と思っている人なら誰しも憧れる曲です。

最初は、弾けるかな〜?どうしよう?途中までにしようかな〜?…と言いながら、

ボチボチやっていたレッスン。

でもある時から、よし!最後までちゃんとやってみる!と決めました。

決めてからというもの、みるみる上達していきました。びっくりしました。


でも、決めた心とはまた別に、不安と恐怖に押し潰されそうな彼女もずっといました。

これってもの凄い心境なんです。

なんとか弾けるようになった!でもそれを人前で弾くと想像したら… もう心はガクガクなんです。

本番で、ズタズタボロボロになってしまう自分が容易に想像できてしまう。

誰に強制された訳でもなく、自分が楽しみたくて、好きではじめた事。

発表会に出ることも、自分で決めた事。

それなのに、なんでこんな思いまでしてやらなきゃいけないんだろう??


私もその気持ちは痛いほどわかって、わかりすぎて、毎週2人とも半泣きでレッスンしていました😂



私が初めてその曲を人前で弾いた時のこと。

チェロを本格的に学び始めて間も無いときでしたが、その当時仲良くさせて頂いていた知人の結婚パーティーで弾かせて頂きました。


結果、ボロボロすぎてズタズタすぎて、

穴があったら入りたいとはこの事!というのを初めて経験した日でした。

いたたまれず、その場から立ち去り、

外でひとり悔し涙を流していたら、パーティーに参加していたお寺の住職さんがそばに来てくれて、ひとこと、「あなたはそのままでいいんだよ」と肩をポンポンとしてくれました。そっからは嗚咽です。

このままじゃだめでしょーー😭とその当時は思いましたが、今ならその言ってくれた意味が少し分かる気がします。



そんな訳で、こんな私でも生徒さんのお役に立てる事があるならば、同じ気持ちを私も何万回と経験してきましたよーー!と寄り添ってあげられることでしょうか。


それでもまた、次のステージに立ちたいと思ってしまうんですね♡

そしてその葛藤や思いを経験したことによって、きっかけは習い事だけど、人としての枠もまたひとつ広がるのだと思います。



あ、ちなみにその生徒さんはポンコツな私とは違いました。

何故ならば、本番、ものすっっごい素晴らしい演奏をしたからです!!!!

本当に堂々たるものでした✨✨

きっとあーでもないこーでもない、いっぱい悩んで、弾いて、泣いて、弾いて、弾いて…

ってやったからですね♡


また私たち指導者も、日々成長していかなくては!と気持ちを新たにした発表会となりました。皆さま本当にお疲れ様でした😊



私的感情たっぷりの超長文、最後まで読んでくださりありがとうございました😊

写ルンですで激写する仲間たち。笑

こうしてみんなで応援し合っています♡

帰り道にはキツネに遭遇🦊さすが北海道。