白山 行ってきました
山の日の前日(8/10)に白山を岐阜県側の平瀬ルートで登ってきました。標準コースタイムは10時間。1泊で行くことをお薦めする山です。
天気も良く、周りの山も見渡しながらの登山でした。
高山植物も綺麗な咲いている季節なので、一緒に紹介します。
一人だったので、長い道のり、いろいろな事を考える時間があります。
自分と向き合い、
普段では及ばないところまで深く考え込めたり、
全く新しい事が思いついたり、
次の休憩で何食べようか考えたり。
熊鈴忘れたって気付いたり。
一人だとそういうの気になるんです。
そばで木のガサガサーって音が聞こえるだけでゾクっとします。
準備って大事ですね!
山のおやつにようかんは必ず持って行ってます。
糖分摂れるし、チョコと違って溶けないし。
岐阜県側からの白山登山(平瀬ルート)はこの大倉山からの縦走になります。
登山口から2時間30分ほどで着きます。
ここがちょうど白山山頂まで半分くらいの地点です。
この山頂の表示板で休憩していたおじさんに
「あ。ここが大倉山の山頂ですか?」と聞くと、
「違うよ。もう少し先」と教えてもらいました。
なんででしょう。
完全にここが山頂って書いてあるのに、その言葉を聞いて素通りしてしまいました。
実際に、山頂だったと気付いたのはここから30分ほど歩いた後でした。
しかも帰りはこの標識すら気付かず通り過ぎてしまいました。
ごめんよ。大倉山。
そんな悲しいこともありつつもとにかく良い天気。
テンション高めで登れました。
山頂が見えると同時にお花畑が広がります。
夏山はこういうところが良いですね。
室堂の山小屋は大きくて綺麗。
予約制ですが、また来たら泊まりたいなぁ・・・なんてことを思いながら小屋の裏に回ってびっくりの文字が書いてありました。
冬期入口
すごい。冬はあそこまで雪が積もるんですね。入口も超小さい。
冬には山は全く違う姿に変貌するんでしょうね。
怖くて絶対行けません。
白山は2017年で開山1300年だそうで、室堂の売店では記念バッジが売っていました。
記念事業として白山奥宮祈祷殿と社務所の改修工事も行われてました。
1300年前といえば717年。平城京とか古事記とかの時代に一人の僧侶が登ったのが登拝の始まりとか。
室堂でトイレを済ませた後、白山山頂へ向かいます。
室堂からは市ノ瀬から登ってきた人達も合流しますので、一気に登山者が増えます。
すっかり雲の上。ここまでくると疲れも感じません。
山頂で食べるシーフードヌードルは最高です。
加えて山頂スターバックス。
これが味わいたくてここまで来たんだなーと思えるくらい美味しかったです。
この季節、水分補給は欠かさないので、私は
登り用にスポーツドリンクを1.5 リットル。
昼食用に0.5リットル。
下山用に1リットル。
計3キロの水分を持って行きましたが、帰りには全く残っていませんでした。
特にこの岐阜側のルートは休憩所も水場もありませんので、この季節に登る方は水分をたくさん持っていった方が良いです。休憩できる避難小屋は大倉山山頂を過ぎた辺りにあります。
トイレは室堂までありません!そこは注意するポイントですね。
登山道は綺麗に整備されていて登りやすいのですが、木が道を遮るように生えている箇所が多かったです。
「人間が山に入らせてもらっている」と感じずには入られませんでした。
白山で見かけた高山植物。
花のたくさん咲いている季節。私もいくつか見つけました。
ミヤマセンキュー
マツムシソウ
ハクサンアザミ
左:ハクサンフウロ
右:キンミズヒキ
ヒメシャジン
イブキトラノオ
ハクサンボウフウ
僕
トリカブト!!
冗談でなく死んでしまうそうです。致死量は青酸カリと同じとか。
最後に
「ハクサン」を冠する花も多く、本当に綺麗な山でした。
西暦717年、一人の僧侶が登ったこの山は、今も変わらず、多くの人によって守られているんだなぁと感じました。
私は見つけられませんでしたが、『黒百合』も社務所の裏にたくさん咲いているそうです。
山ガールが話しているのを盗み聞きしました。
最後に2
岐阜県側から登る方は、水曜日に下山はお勧めしません。
下りてすぐの道の駅「飛騨白山」と隣の温泉施設「しらみずの湯」が定休日です。疲れた体に定休日の文字は辛すぎます。ひるがの高原インター近くの牧歌の里まで行くしかありません。
もう一つ言うと、そのあたりの道、ガードレールもない危険な道なのですが、落石注意の看板が多く出ていて、
本当に落石してます。
実際にバスケットボールくらいの石、転がってました。