栄枯盛衰・井出の結末。WHITE DIVISION 第7節 3回戦A卓レポート
8/13(土)22:14よりAbemaTV「麻雀チャンネル」にて放送された、RTDマンスリーリーグWHITE DIVISION 第7節 3回戦A卓の様子をお届けします。
対局者は、起家から順に
佐々木 寿人(日本プロ麻雀連盟)
井出 康平(日本プロ麻雀連盟)
山田 浩之(日本プロ麻雀連盟)
藤田 晋(株式会社サイバーエージェント代表取締役社長)
レポートは、鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)がお送りします。
開始前の成績はこちら↓
一時300以上のマイナスで最下位となっていた井出だが、終盤の連勝で、プレーオフ圏内の6位まで90まで迫ってきた。
6位山田との直接対決を制して、プレーオフ進出に望みをつなぎたいところ。
その井出が連荘で持ち点を増やすと、2本場ではスーアンコ単騎のイーシャンテン。
ここから1pをポンせず、スーアンコに的を絞るが、2pを引いては仕方なくテンパイを組み、佐々木の4pで9600をアガった。
不満は残るが、これで少し抜けたトップ目となった井出。
とにかくトップだけは死守したいところだが、東4局で佐々木のリーチを受けて選択。
東は1枚切れ、8mは生牌。
9mが4枚切れていて佐々木と自分の2人とも5mが現物であるため、8m単騎リーチを選択した。
この時点で東の2枚に対し、8mは3枚ヤマに生きていたが、井出が引いたのは裏目となる東。
逆に佐々木にハネマンを引かれる。
すると、これがきっかけのように井出が後退していく。
2枚切れの9sを掴んで藤田にマンガンを放銃すると、
山田にもマンガンを打ち上げ、あっという間にラス目に転落してしまう。
井出の転落によって接戦になったオーラス、最後に決めたのはこの男。
アガりやすさで、仕掛けられるマンズに寄せると、鳴けないままテンパイし、すぐにツモ。
この半荘2度目のハネマンで、トップを強奪していった。
佐々木はこれでトータル2位に入り、最終戦では心置きなくポイントを伸ばすことに集中できるポジションを取った。
逆に井出は、東場の繁栄が嘘のようにラスまで衰退し、トータルでも最下位まで転落。6位の山田まで130ポイント以上開いてしまったため、井出の今大会は事実上ここで幕を閉じた。
準決勝進出ラインの4着争いも、事実上、小林と藤田の2人に絞られている。
鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)