肉じゃがは洋食から生まれた。
「肉じゃが」なんとも、そそられる響きです。
日本人男性の90%が、女子に作って貰いたい料理ランキングTOP3に入れるであろう料理。
それが「肉じゃが」
美味しい「肉じゃが」が出来る時点で、彼氏の胃袋を掴んだも同然。
「肉じゃが」はお肉・人参・じゃがいも・玉ねぎを煮込んだ料理です。
写真ではインゲンが入ってますね。ご家庭によってはこんにゃくが入ったり、東と西で豚か牛かという違いもあります。
でも、基本は「お肉・人参・じゃがいも・玉ねぎ」です。
⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎
「肉じゃがは洋食から生まれた」なんて言うと、
「出た出た、洋食協会は何でも洋食に結びつけちゃって。。」
なんて声が聞こえてきそうですが、「肉じゃがの原型はシチューだった」という説があります。
そして、「肉じゃが」誕生に深く関わりがある人物は。。。。。。。。
出典:www12.plala.or.jp
日露戦争において、バルチック艦隊を破り日本海海戦を勝利に導いた立役者の「東郷平八郎」です。
肉じゃがは東郷平八郎のムチャぶりだった説
『明治34年(1901年)舞鶴鎮守府が開庁され、初代司令長官に着任した東郷提督は、イギリスに留学した際に食べていた「ビーフシチュー」の味が忘れられず、部下にビーフシチューを作るように命じました。しかし、当時はビーフシチューの材料である赤ワイン、デミグラスソース、バターの入手が困難な時代で、料理長もビーフシチューというものを知らず、困り果てた軍の料理人は醤油と砂糖で代用し、完成したのが「肉じゃが」だった』という事です。。。。。
料理長が知らなかった?
1897年(明治30年)には、和洋折衷料理という言葉が流行、東京の洋食店が1500店を超えている時代ですが、当時の洋食は超高級料理ですから、ご存知なかったのか。
もしくは、そもそも我々の考えるデミグラスソースを用いたシチューとは異なるものを作ろうとしたのか。
特選和牛 頰肉のシチュー ⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎
例えばアイリッシュシチュー
⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎
出典 : Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%B7%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC
味は肉じゃがではないですが、具材もそっくりです。当時、海軍はイギリス海軍を模範としており、陸軍はドイツ陸軍を模範としていたので、この流れは妥当でしょうね。シチューを知らなかった事はないと思いますが、アイリッシュシチューを作れと言われ、それを醤油ベースで作った。。。
という事でやはり肉じゃがの原型はシチューだったというのは事実でしょう。
おふくろの味のイメージがある「肉じゃが」ですが、海軍発祥料理だとはあまり知られていません。
カレーも肉じゃがも「牛肉、にんじん、たまねぎ、じゃがいも」を煮込んで作りますので、調味料を変えるだけで両方作る事ができます。そのため補給にも都合が良かったというのは、非常に合理的。
あ〜、美味しいシチュー食べたい。