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退屈と惰性と 改

ZW バーニングライガー レビュー

2020.11.03 07:15

 今回のレビューは、1/35スケール ZOIDS ゾイドワイルド より、

“ZW47 バーニングライガー コアドライブウエポン インパクトガトリングセット” です。


 “ZOIDS ゾイドワイルド” より、

 帝国軍が開発した新システム、“コアドライブウエポン(CDW)” を搭載した新型ゾイド、

“M型 ライオン種 バーニングライガー” と、

その専用武装とした開発された大型の機関砲、

“インパクトガトリング” のセット商品が発売されました。


 とくに明言はされていない気がしますが、事実上のサードシリーズの開幕ですね。

 パッケージデザインもマイナーチェンジされて、これまでのシリーズアイテムとは少し雰囲気が違うものになっています。

 パラメータチャートや改造計画書もなくなってる・・ある意味、仕切り直しという気がしないでもないです。

 ともかくもシリーズが継続してくれることは一ファンとして嬉しいことではあるんですが、いろいろと思うところはあります。

 まぁ、そのへんのことは最後にぶちまけるとして、とりあえず製品レビューといきましょうかねぇ。

 ただこのバーニングライガー、ゾイド本体とコアドライブウエポンの単品、そして両方のセット箱にそれぞれZW45~47の番号が振られての同時発売となっています。

 僕は当初、セットを1つだけ買うつもりでいたのですが、少々行き違いがあり、単品版も含めて1つずつ届きました。

 まぁいいです(笑)。むしろ、インパクトガトリングはもう1個くらい買ってもよかったかもしれない。

 あと、やはり同時発売の “ZW48 ギルラプターLC” もついでにさらっと紹介しておこうと思います。


バーニングライガー

 そんなわけでまずゾイド本体のみで。単体でのナンバリングはZW45になります。

 ワイルドシリーズにおける帝国初のライオン種ゾイド。

 ワイルドシリーズ最大の特徴だったボーンフレームがなくなり、過去シリーズのゾイドに近い構造に回帰しました。

 すでにゼロファントスやゼログライジスでボーンフレームはなくなっていたわけですが、ゼロファントスはキャノンブルのボーンフレームを流用、ゼログライジスも造形に骨を意識した部分が多かった一方、今回のバーニングライガーにはそういう要素は少なめ。脇腹に肋骨っぽい造形があるくらいでしょうか。

 四肢についてはこれまでのワイルドシリーズアイテム同様、足首以外基本可動しませんが、1パーツではなく外側の赤いパーツにシリンダーやパイプなどが造形されたシルバーのパーツを裏打ちするかたちになっており、メカニカルなボリューム感と細部の色分けが実現されています。

 帝国所属の武装ゾイドということになるので、目には引き続きZ-Oバイザーが装備されています。

 なお、外装というわけではないのですが、頭部のみ外側のパーツを外して内部パーツだけの状態にすることも可能。

 ただこの内部パーツにZ-Oバイザーが一体化で造形されている(バイザー部分は塗装済み)ため、これまでのボーンフレームタイプの武装ゾイドのように本来の目を窺うことはできません。

 下顎は手動で開閉可能。

 首の上下動も歩行連動ではなく手動になりましたが、しっかり引き継がれています。


 ライダーの搭乗位置はこれまで通り首許になりますが、今回は裸で跨がるのではなく、新たに採用された密閉型のコクピットに乗り込むかたちになります。

 ハッチの開閉はタテガミパーツ(メインプロテクター)、ハッチ(ガーディアンシェル)の順で。

 ライダーフィギュアはお馴染みのジョッキースタイルから変化なし。


 長い尻尾は根元がボールジョイント接続になっており、これも手動でグリグリ動かせます。

 全体のプロポーションはこれまでのワイルドシリーズのライガーと較べてほっそりしています。

 そこはフレームと外装一体化の恩恵というか、結果としてより生物らしいシルエットになったように思います。

 また、これまでのワイルド系ライガーはタテガミを強調するデザインが多く、結果として顔が大きく見えてしまいましたが、バーニングライガーのタテガミは控えめでかなり小顔に見えます。

 色は全然違うんですが、同じ帝国製ライオンタイプということで、そのスマートさもライジャーに通じるものがあります。目(バイザー)の感じもよく似てる。

 この状態は、言うなれば素体状態となるので、これまでのブラストギミックに相当するギミック、あるいは装備もなく、見ためには非常にシンプルな、量産機然とした雰囲気があります。そのぶん単体版のお値段も控えめです。

 ちなみに、設定としてはこの状態でも各部に多数の武装が施されているのですが・・正直それと指摘されなければ気付けないようなものばかり。

 側頭部のシルバーのパーツは2連ビームガン、ほか、肩にもショットガンやミサイルポッド、腰(後ろ足付け根)にも2種類のミサイルポッドがあることになっていますが、ビームガンとショットガンの銃口は単なる3㎜軸ですし、各種ミサイルポッドはおそらく展開するのだろうハッチのディティールがあるだけで、それも成型色の関係で認識しづらいという・・

 このあたりはもう少し丁寧に造形するか、個別の武器パーツとして付けてほしかったところ。

 先にも言ったように、単体状態でのブラストギミックはなし。CDWを装備した状態でも、とくにブラスト発動うんぬんについては言及されていません。

 そもそも基型となったライオン種がどういう経緯で帝国軍の手に渡ったのかとか、なぜにボーンフレームがないかとか、そういった詳細については、少なくとも公式サイトや説明書などには書かれていません。

 そういうとこなんだよ、モヤるのは・・


インパクトガトリング

 新ギミック、コアドライブウエポンの第1弾。単品でのナンバリングはZW46。

 構造的には特段新しいものでもなく、要はこれまでブラストギミックをユニット化して、複数のゾイド間で交換可能な互換性を持たせたものです。

 セカンドシリーズの時点で雛形はできていた・・というか、セカンドシリーズ開始当初はそれこそブラトギミックをユニット化し、別のゾイドのものと交換が可能・・みたいなことが喧伝されていたような気がするんですが、結局そんなことができたゾイドは数えるほどしか発売されす、いつの間にかなかったことにされた感があります。

 アニメでも、キャノンブルのユニットを積んだワイルドライガーが活躍しましたが、それだけだったかな?

 あれも、なんらかのかたちで発売されるかと思ってたのになぁ・・

 まぁ、今回は新シリーズのウリとしてロゴまで作っていますから、数なくとも新規型にはしっかり互換性が確保されるのだろうと思います。

 イメージとしては、第1期後半に発売された一連のパワーコネクタ搭載ゾイドとグレードアップパーツ(正式名称がこうだったか定かではないですが・・)に近い雰囲気ですね。

 最低でもあれらと同等の数のバリエーション展開は欲しいところ。

 と、前置きが長くなりましたが、インパクトガトリング、その名の通り非常にインパクトのある巨大なガトリング砲です。

 基部のギアユニットと砲塔からなり、砲塔は上下左右に可動します。

 基部のギアユニット含め組み立て済みのパーツはなく、小さなギア1つ1つもすべてこちらで組み立てる必要があります。

 内部構造を理解してほしい・・ということらしいです。

 そう。そういう部分を知って楽しめるというところが、ほかの普通のプラモデルとゾイドとの大きな違いの1つなんだよね。


 ゾイド本体への取り付けは、従来のユニットのようながちっとはめ込むかたちではなく、ダボを併せて上から乗せ、前方にスライドして固定する方式に変更。

 バーニングライガーの場合は、まず背中のパーツを取り外します。

 背中パーツはのちほど後方のハードポイントに移設。

 それから基部を装着。

 矢印の向きにスライドさせ、カチッと固定します。

 画像ではわかりやすいよう、砲塔は外しています。

 取り外す際は基部前方のスイッチ(矢印)を押しながら後方にスライド。

 おっと、移設した背中のパーツをまた外しておかないと基部がスライドできませんね。

 ともかくも、繰り返しの換装が容易になっています。


 基本となる背部への装着完了。

 電動歩行に連動して、ガトリングの砲身が回転します。

 このシルエットと色味、第1期シリーズの最終ゾイド、デスキャットを彷彿とさせます。


 また、ガトリング砲塔は基部から外すことで前脚および後ろ脚にも取り付けることが可能です。

 ということで、左前脚に1基装着。

 さらに後脚にも。

 なかなか馬鹿っぽい姿です(笑)。

 でもこれ、インパクトガトリングが5個欲しくなるなぁ。


 なお、左前脚に取り付ける場合に限り、専用アタッチメントを噛ませることで背部装着時同様、歩行に連動して砲身を回転させることができます。

 これがその専用アタッチメントで、

 左前脚に取り付けた状態がこちら。

 その周りの3つの3㎜穴でガトリングの砲塔を固定します(後脚も同様)。

 要は背部のギアと同じように、主動力となる回転軸の動きを伝達するわけです。

 だったら、右前脚に付けても回ってくれるんじゃないの? と思ってしまいますが、それがそうはいかない。

 なぜならば、インパクトガトリングの内部構造がこのようになっているからです。

 ちょっと砲身の回転が甘いですが、一目瞭然ではないかと。つまりはバネの応用ですね。

 この機構で、ガトリング砲特有(?)の連射から廃熱のために一旦停止・・という一連の動作を再現しているわけです。

 ただこの機構は回転が逆になると作動しない・・というか、バネの役割をするブレード状のパーツが破損する可能性が高いです。

 説明書にも明記されています(理由までは書かれてませんが)が、それを見ずに壊してしまった場合のためか、ブレードパーツは予備で2つ入っています。

 左前脚の回転軸および上面のギアと、右前脚の回転軸では回転の方向が逆になるため、連動はできないというわけですね。

 ギアのみで動力を伝える・・つまり砲身がただずーっと回転し続けるというようなギミックだったなら、砲身の回転が逆になるだけで連動可能だったんですが・・

 実際、悩ましい部分ではありますね。


 ちなみに、左前脚用の専用アタッチメントは、使用しない場合はこちらに収納できます・・みたいなことが説明書に書かれています。

 最初、とくに深く考えず説明所の指示通り組んでいたら、あとで面倒なことになりましたので紹介しておきます。

 こんなところにしまったら、必要になったときいちいち砲塔をバラさなきゃならんだろうが!(笑)

 なお、バーニングライガーの背中のパーツの裏にも収納できます。

 こっちだけでいいよ!


電動アクション

 まずはバーニングライガー単体で。

 口を開閉しながら、4本の脚で前進します。

 手動で角度を変更できる首は、どの位置でもとくに歩行に支障はありません。ただし、一番上まで上げておかないと口は開閉しません。

 その口の開閉も、動く部分は上顎だけで、下顎のほうをある程度下げておかないとほとんど動かなくなってしまうので注意です。

 また、前脚は肩のパーツが分割されており、これがわずかながらずれて動くことで実際の筋肉の動きを感じさせる動作になっています。

 かなり微妙な動きですけどね。でも、これがあるのとないのとではリアルさが全然違ってくる。


 背部にインパクトガトリングを取り付けて。

 歩行と連動して砲身が回転。

 先に解説したとおり、バネの動きの応用で砲身が高速回転、一旦停止、再び回転・・という動作を繰り返します。

 ただ、内部パーツをしっかり組み付けていないと回転は不安定になります。

 繰り返し動かしていると微妙に回転が甘くなってくることも・・


 背部、そして左前脚にインパクトガトリングを取り付けて。

 脚に付けた場合の砲身の回転はかなりしょぼいです。

 たぶん脚用の回転軸と上面のギアの回転速度が違うからでしょうね。

 あと、バネが上下に弾くか横向きに弾くかで砲身への力の伝わり方も変わってくるんだと思います。

 そして、どうしても左に重心が偏ってしまうため、どんどん左に曲がっていくという・・


比較画像

 ワイルドライガー、ライジングライガーと。

 同じライオンモチーフですが、プロポーションはまったく違うものになりました。

 バーニングライガーは四肢が長くなり、若干体高が上がったように見えます。尻尾も長いので全長も左右の2体よりありますね。そして小顔。

 どこかで見かけたのですが、これまでのワイルド系ライガーと今回のバーニングライガーの違いは実物のアフリカライオンとインドライオンの違いっぽいという意見があって、なるほどと思いました。

 実際にそういうことを意識して開発されたのかもしれない。

 全体のボリュームは、インパクトガトリングのでかさもあってむしろバーニングライガーのほうが存在感があるくらい。

 なお、ライジングライガーにインパクトガトリングを取り付けることは可能でした。

 首が下がっていく連動パーツも外す必要があるため、首は下がりっぱなしとはなりますが。

 もちろん電動歩行に連動します。

 すべては試していませんが、ファングタイガー、ドライパンサー含めたライガー系への取り付けは可能と思われます。


ギルラプターLC

 バーニングライガーの相手役ということか、同時発売となった共和国仕様のギルラプター。

 基本的にただの色違いなので、ごく簡単に紹介だけしておきます。

 ボーンフレームがメタリックブルー、外装がクリーム系のホワイト、ウイングショーテルなどはブラックになっています。

 アイパーツも・・この画像では写っていませんが(失敗)イエローに変更。

 Zキャップももちろん共和国仕様。

 LCというのはレーザーカスタムの略で、

右脚にA-Zレーザーガンと、

左脚にA-Zインパクトレーザーガン改が装備され、後方支援も可能な改修を受けているという設定。

 さらに、2つの武器は連結させることでA-Zロングレンジレーザーガン改にすることもできます。

 これらの武器パーツは、ゼログライジス発売時のキャンペーンアイテムの色替えですね。

 パーツ追加でお値段据え置きはありがたい。

 ただこの本体カラーで共和国仕様となると、どうしても第1期シリーズでのMk-Ⅱ部隊を思い出してしまうので、どうせなら武器パーツは金色にしてほしかった・・


 もちろんボーンフレーム状態にもできますし、

 ブラスト発動形態にもできます。

 解説でもワイルドブラストについては一応言及されていますが、本能開放技については触れられていません。


比較画像

 帝国仕様の一般機、指揮官機と。まずはボーンフレーム状態で。

 帝国指揮官機のメタリックパープルのボーンフレームには高硬度の希少種、というような設定がありましたが、今回のメタリックブルーのボーンフレームについてはとくに説明はなし・・


 外装(LCは武装も)を取り付けて。

 あ、指揮官機にライダー乗せ忘れてる・・

 カラーで所属がわかりやすいですね。

 しかし、ギルラップターもどういう経緯で共和国で運用されるに至ったのか、そのへんの説明もないんだなぁ・・

以下、画像

 四肢の可動軸をずらしてポージング。

 肩パーツが分割されているとこういうポーズも不自然にならなくていいですね。

 さらに口、首、尻尾を手動で動かせる部分が多いので、電動歩行タイプのゾイドにしてはけっこう躍動感のある固定ポーズが可能です。


 インパクトガトリング装備で。

 ガトリングも上下左右に可動するのでシチュエーションの幅が広がります・・とか言ってる場面の画像が真正面(笑)。

 両前脚にガトリング装備。

 やはりガトリングは5個購入でフル装備とすべきなのか・・

 ただそうなると、ライオン種としての長所をすべて捨ててしまう感はありますが。


 整備イメージで。

 密閉型コクピットがあるだけでミリタリー感がぐっと増します。

 やっぱりただ跨がるというのは無理があるよなぁ。

 ファーストシリーズみたく火器類がほぼない世界だったら、まだ頑張れたかもしれないけど。


 バーニングライガー VS ギルラプターLC。

 コロコロコミックだったかの最初の紹介記事で、バーニングライガーがギルラプターらしきものを咥えているイメージイラストが公開されましたが、ギルラプターが明らかに小さく、ひょっとして新シリーズは過去シリーズと同じ1/72スケールになるのか? はたまたバーニングライガーが異様にでかいのか? どういうことなのかと思いましたが、蓋を開けてみると1/35スケールのままだし、バーニングライガーもM型だし・・いったいあのイラストはなんだったのか?

 それこそイメージというだけだったのか・・

 でもこの2体で絡ませても、やっぱギルラプターって小さいんですよね。


 以上、“ZW バーニングライガー コアドライブウエポン インパクトガトリングセット” + “ZW ギルラプターLC” でした。


 ゾイドワイルドのシリーズ最初に発売されたゾイドが、共和国側のワイルドライガーと帝国側のギルラプター(ほかに4種同時発売されましたが)でした。

 それから2年と4ヶ月、新シリーズ開幕にあたって発売されたバーニングライガーとギルラプターLC。

 帝国の赤いライオン種と、共和国の白いディノニクス種という、最初とは真逆のパターンはなかなか味な演出という気はします。

 ギルラプター枠も完全新規型だったらなおよかったんですけどね。

 しかし、ワイルドシリーズというと発掘、復元というコンセプトに沿って、まずは骨格となるボーンフレームを組み、そこに外装や武装を組み付けて復元完了となるのがこれまでのセオリーでした。

 それが、セカンドシリーズ終盤のゼロファントス、そしてゼログライジスを経てほぼ過去シリーズの構造に回帰するに至りました。

 ならば世界観も一新されるのかと思いきや、地続きのままらしく、普通にファースト、セカンドシリーズのゾイドも登場するようです。

 そもそも、ゼロ系ゾイドとはなんだったのか? ゼネバス帝国との関係も結局匂わすだけで終わった感もあり、古参ファンへのサービスとしても中途半端だった印象です。

 どこかでちゃんと説明されてるんですかね? されてるのだとしたらすみません。勉強不足です・・

 で、サードシリーズのフラッグシップモデル、バーニングライガー。

 帝国製のライガーですが新シリーズの一番手ということで、今度は帝国側が主軸となるのかと思いきや、1月発売予定のゼノレックス・・共和国側の恐竜型ゾイドが主人公機だそうな。

 まぁそれはいいとして、バーニングライガーです。

 ボーンフレーム構造を廃止する一方で裏打ちパーツを使った各部の密度感アップや細かい色分け再現は好印象です。

 歩行アクションも肩パーツの分割することでより動物らしい動きの再現に挑戦していますし、単体のゾイドとしての出来は申し分ないと思います。

 ギミック的に物足りない部分はCDWによって補完されていますし、今後も続々発売されるだろう(と思う)新規ウエポンの換装で楽しませてくれることでしょう。

 ただ、タテガミパーツの成型不良がけっこう報告されているようで、そのへんの品質管理はしっかりしてほしいと思います。

 まぁタカトミだし、前科があるからなぁ・・幸いにも僕は不良品には当たっていませんが。

 あとは、やはりシリーズとしての方向性ですが、迷走している感は否めませんね。

 ボーンフレーム廃止、ワイルドブラストも廃止では、もう当初のワイルド要素は皆無です。そこにとくに説明がないことも納得がいかない。

 もちろん、CDWがブラストギミックに変わる目玉ギミックとしてほぼ同じ働きをしているのですが、それはもはや個々の武器の性能を見せるギミックであってゾイド本体の能力を見せるものではなくなっています。

 つまるところ大技に個性がない。

 ゾイドを単純に兵器としてみるなら、そういう汎用性はむしろ合っているのかもしれません。実際、過去シリーズにはそういう側面もあったと思いますし、そういう部分が好きというファンもいるはず。

 正直、僕自身(そこまでディープではないけど)1期からの古参ファンですし、ワイルドシリーズの開始当初は戸惑うことも多かったのですが、これはこれで新しいゾイドの姿だと、過去シリーズととは切り離して考えることで受け容れることができました。

 今ではその愛らしいフォルムや、奇抜なギミックにも愛着が湧いています。あまりにもダサすぎる技冥には、時折がっかりもしていたので、それがなくなったことは純粋に歓迎していますが(笑)。

 まぁ、ボーンフレーム構造もですし、ブラストギミックのバリエーションもきっとネタ切れをおこしていたのでしょう。

 だったらもう潔く完全に新シリーズとしてもよかったんじゃないかなぁ・・

 それとアニメ展開。ファーストシリーズは全国放送で日曜朝。セカンドシリーズは地方局で金曜夕方。サードシリーズはネット配信。しかも月一、3分ほど・・

 これはやっぱり、少なくともアニメはTV放送するメリットはないと判断されたということなんでしょう。

 まぁ、ZEROの出来を思うと仕方ないのかも。あれはなんであんなことになったんだろう?

 とはいえ、シリーズは継続してくれるんだからよしとすべきですよね。

 11月はまたお休みになるようですが、12月のクリスマス商戦、まだ情報公開のないZW51がそこに向けた秘密兵器であることを信じています。

 バーニングライガー自体はいいモノだからね。これからの新規型にも十分期待できる。


 といったところで、今回は終了。

 またのご訪問を。