【ニュアンスで伝えるヘアオーダー】アンニュイなヘアスタイルにするにはどうしたら良いか?
ヘアスタイルの
コンセプトメイキングをしていると
「アンニュイな感じにしたい」
と言われることが、稀にあります。
どちらかといえば、
おしゃれ上級者の方に多い
オーダーのような気もします。
それだけに
カジュアルな方や
コンサバな方には敷居が高く
なんとなく
オーダーしづらいという意見も多い。
ですが
アンニュイな雰囲気のヘアスタイルは
「誰にでもできて、仕上がるとニヤッとしちゃう」
こと請け合い!
だからちょっと勇気を出して挑戦して欲しいコンセプトでもあります。
とりあえず、
アンニュイの意味の再確認ですが
・物憂げな
・ちょっとせつなそうな
・心の晴れない
みたいな事だと理解してます。
僕は
「アンニュイな感じ」と頼まれたら
「雨の降るカフェで外を眺めながら考え事をしている女性」
(キザかよっw)
みたいな雰囲気をイメージして
スタイルを作り始めます。
今回のビフォーは、くせ毛で切れ毛たっぷりの金髪さん。
カジュアルな感じで
夏っぽくもあるのですが
「どこにでもいそう」な感じ
、、、は否めませぬ。
ぬぬぬゥ。
【もう少しオシャレで
もう少し自分らしく】
そんなご要望に真摯に向き合った時
美容師としての引き出しが一つ増えると思います。
美容師として働いている状況として
”ガンガンこなす”事を要求されるサロンもたくさんあります。
そん状況でも、
自分の引き出しを増やし
”その方らしいパーソナルデザイン”
を考えらえる美容師に
なりたいのであれば
カウンセリング・コンサルテーションの時間だけはしっかり確保すると良いと思います。
僕自身、
1日30人以上担当していたので
若い頃にもっと
お客様のヘアスタイルの事を考えて
コンセプトメイキングしていれば
もっともっと引き出しが
増えていたのになぁ〜という思いから
後輩にはそう伝えています。
今回は、
「アンニュイ」というキーワードから
ハイトーンのカラーは消しました。
暗髪(くらかみ)
決して黒ではない、暗髪。
その
ダークトーンをメインに据えながら
どうやって表情を出していくか。
今回の解は
彩度の低い「赤」を忍ばせる!
やはりピッカピカの赤を忍ばせても
アンニュイな表情は出しづらく、ちょっと違う気がする。
あくまで全体には馴染んでるんだけどニュアンス的に
「あれ? 赤っぽい?」
くらいを狙ってホイルワークしていきました。
根元と毛先できっちり塗り分けながらの塗布。
(ダメージ軽減・色持ちUP効果)
ベース剤に赤をブレンドし
彩度を落とした「赤」を作り
それをホイルワークしました。
アッシュ全盛の今。
赤系にするだけで、
個性を出しやすいです。
引っ張りすぎなので、そろそろw
仕上がりはこちら↓
暗髪の中にブレンドされている
彩度の低い赤が「憂い」を。
そして僕は「ウェイっ!」と、、、。
アッシュ系も、もちろん良いですが
ホイルワークを使ってブレンドされた赤系アンニュイカラーも
味わい深い彩(いろ)を出してくれると思いますよ。
なんか、真面目に書いちゃった。
ま、たまにはねw
水滴、石を穿つ!
PS.
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