「アートは敷居が低い」を体現する暮らし
2016.10.26 09:45
◯△ギャラリー 野上薫さん
芸術家が多いことで知られる藤野。駅前にコンビニはなくてもギャラリーはある。
ただ、駅からは相当奥まった、小川が流れるのどかな里山にだが。
◯△ギャラリーを主宰する野上さん。
元々横浜で暮らしていたが、広い所で陶芸ができるような環境を求めて里山に移住。その後、地元の
大工さんと結婚。
陶芸家である薫さんは、東京のお店に作品を卸している。
今や100人以上の陶芸家が参加する「陶器市」の事務局も務めていたことも。
「近所の人たちと管楽器のバンドを組んでいて、地元のイベントで発表するの。」と吹いてみてくれ
た。
お世辞にも上手い!と言えない(笑)が、披露するのは楽しいし、皆寛大に聴いてくれる。
「この歳でね、友達ができる場所かな。藤野って。」
ご主人が自身で建てた自宅兼ギャラリーには茶室もあり、友人たちと茶道部も結成している。お菓子
作りも楽しい。
「この辺りはお祭りとか色々な行事があるけれど、それが楽しいの。草刈りとか大変だけどね。」と
ケタケタと笑う野上さん。
小学4年生の息子さんも大らかに育っている。絵や工作など作る作品もダイナミックだ。
こんな奥まった場所でお客さんは来るのかという疑問に
「商売になればいいけどね。アートは敷居が低いんだって感じて欲しいの。気分はボランティア
(笑)暖簾が出てれば営業しているから、気軽に遊びにきてね。12月から3月までは冬季休業だけど
(笑)」
◯△ギャラリー
相模原市緑区牧野1996
開廊日/木・金・土 12:00〜17:00(4〜11月営業) *開廊日が変更する場合があります