1Room
3月3日
部屋の真ん中にあるこぢんまりとした机の上で、私は未だにパソコンの画面と向かい合っていた。
今日は小説のコンテストの締め切り日である。本来なら余裕を持って過ごしたい一日だったのだが、肝心なラストシーンを何日も悩み続けていたためどうしようもなかった。
朝食と昼食は、とりあえずちょっとでも栄養があったらいいだろうと栄養ゼリーを飲むだけ。そうしながらずっと座り続けている。最後に立ち上がったのは、数分前に行ったトイレの時くらいだろうか。気がつくと、窓から差し込む光はすっかりと消えてしまっていた。
終わりの見えない原稿に溜息をつく。そして、『いつになったら締め切りに追われるのやめれるのか』なんて下らないことを考えていた。そんな時間の余裕は無いのに。
現在時刻はすでに午後十時を回っている。締め切りまであと二時間もない。この物語が面白いかどうかの自信を失くしつつも今から内容をどうこうするなんて無謀なことをする度胸はなく、とりあえず一心不乱に書き続ける。止まらないし、止まれない。
何者かに追いかけられ、ひたすら走り続けるこの物語の少年と自分をいつの間にか重ね合わせていた。
「これで終わり、」
なんとか最後の一行を書き終え、全体をざっと見直すこと数分。締め切りまであと十分を切っている。必要事項を打ち込み、出来立てほやほやの原稿をアップロードした。
時計をちらりと見ると、締め切り五分前。
「間に合った……!」
そのまま机に突っ伏し、一息つく。これの選考結果が出るのは六月ごろだったか。後はこの日まで緊張する日々を送るだけだ。
「よかった、」
それはともあれとりあえず間に合ったことに安堵し、それから開きっぱなしだったパソコンを閉じて脱稿恒例酒盛り大会(参加者一名)を開催するための準備を始めた。
この日の為に置いていた杏露酒を氷いっぱいのグラスに注いで、実家から送られてきた母特製のおつまみを小皿に盛る。大好きなきんぴらごぼうの残りがもう少ないことを悲しみつつ、冷凍庫から枝豆を取り出し食べられるくらいになるまで軽く温めた。それらを机に並べたら、しばらく使っていなかったテレビを点ける。アナウンサーが今日のニュースを淡々と読み上げる声がした。
「新型コロナウイルス新規感染者は増加──」
そこまで聞いてからテレビを切り替える。今日も相変わらず、世間は慌ただしく動いていたようだった。
これからも、外出はバイトや必要最低限だけに留めて引きこもり生活をしたほうがいいかもしれない、なんて思いながら録画していた映画を付けた。
お気に入りのクッションを抱えながらグラスを手に取り口へと運ぶ。
杏の甘い香りが口いっぱいに広がってとても幸せな気持ちになった。
「幸せ……」
締め切りから解き放たれ、好きなことをするこの瞬間のために生きているといっても過言ではないだろう。そう思うと、思わず言葉が零れ出ていた。
なんといっても今回は、ちょっとだけ体重が気になってお酒を控えていた。だから余計に幸福感を感じているのかもしれない。もちろん飲みすぎたらダメだとわかっている──でも、今日くらいは良いよね。そう言い聞かせておつまみをもぐもぐと食べた。
「先輩、好きです」
そんなセリフ、学生生活の時に言ってみたかったな。映画に出て来る女の子を見てそんなことを思った。
彼女みたいに脇役でいいから、主人公に恋をしてみたかった。友達が恋のライバルで……どっちが先に告白するのかで喧嘩したりするんでしょう。
「女子高だったからな……」
女子から告白される夢のようなシチュエーションも特にない、平々凡々な学校生活だった。良く言えば平和でよかったのだが、こう、作家的には駄目な気がする。大学生活も特に何もなく終わってしまった上にフリーターとなっちゃ、もう出会いなんてほとんどない。(私以外の事情は知らないけれど)
「はぁ……いいなぁ」
なんてことを考えているうちに映画はクライマックスを迎え、お酒も結構進んでいた。けれど気持ち的には、もう一作くらい映画を観たいところ。
「……まあ、明日はどうせ一日中寝るだけだしいいか」
エンドロールまでしっかり見終わってから、停止する。
ゆっくりと立ち上がり、そのままおかわりのおつまみと杏露酒を取りに行く。こういう時にワンルームって楽だな、なんて思う。ドアとか仕切りも無いし……と思ったが、私が余りにも面倒くさがりだからだなと思い直した。
さて、そうこうしている内に第二回目の上映準備が整った。
次は何を見ようか。
3月7日
バイト先が休業した。私はどうやって生きたらいいんだ。
4月7日
無事に脱稿し酒盛り大会を始めた翌日に、バイト先の休業が決まってから早一ヶ月。私はなけなしのバイト代と、実家からの仕送りで何とか生き延びていた。いやはや、優しい両親がいなければ病気以前にとっくに飢えで死んでいただろう。後はこれを無駄遣いしないようにだけ気を付けないと。
寝ぼけながら付けたテレビから聞こえる声は、今日も感染者の増加を語っていた。けれどどうやらそれだけでは無いようだ。
「たった今、内閣総理大臣より緊急事態宣言が発表されました」
「……緊急事態宣言?」
そんなことまでしなきゃいけないくらい、感染者が増えていたのか。
「ふーん」
私はただそれだけが零れた。
こんなことをしたって、どうせ不要不急の用事でも外に出る人はいっぱい居るんじゃないか。だからさして状況は変わんないだろうなんて思ったからだ。私はどちらかというと引きこもり体質だから、「外に出るのを控えてくれ」って言われたところでそこまで生活に支障はないだろうし別に関係ないと思っていた。無責任だけど。
「蜜に気をつけ出来るだけステイホームで──」
ステイホームねぇ。
窓の外から聞こえる学生の集団らしき声はそれらを守ってるとは思えないが。
テレビへの関心もそこそこに、ふとスマホを見ると午前九時前を指していた。普段ならバイトへ向かうために外に出ている時間だっただけに、とても焦ったが休業になったことを思い出し安堵した。そのまま二度寝でもしてしまおうかと考えたが、何だか勿体無いような気がして朝ごはんを食べたら積み上げたままになっていた本を消化することに決めた。
お腹が鳴る音がする。
今からご飯を炊くのは待てないからと、食パンを食べることにしたが……そのまま食べるのは何だか味気ない。
「何かないかな〜」
トッピングになりそうなものを探していると、戸棚の奥へ隠すように置いてあったツナ缶とコーン缶を見つけた。それをパンの上に乗せて……後はチーズがあれば最高だな。なんて思う。全部を乗せてオーブンで焼いて──想像するだけでもう美味しい。
ガサゴソと冷蔵庫を漁っていると、ラッキーなことにスライスチーズが残っていた。
「やった」
私は上機嫌で鼻歌なんかも歌っちゃいながら、コーンとツナをマヨネーズとともに混ぜ合わせパンの上へいっぱいのせる。最後にチーズをのせて、オーブンで適当な時間焼く。
部屋にいい匂いが漂ってきたらあと少し。もうちょっとだけ焼いて、いい感じの焦げ目がついたら完成だ。
申し訳程度に野菜も取ろうとレタスをお皿に盛って、オレンジジュースをコップに注ぐ。そんなことをしている間に、トーストは焼きあがっていた。
「いただきます」
冷めて固まってしまう前に食べたいと、欲張って口に頰張る。チーズがいい感じにとろけて実に美味しい。が、しかし。
「あっっつい!」
犠牲が伴う。
急いでオレンジジュースを喉に流しこみ、口の中を冷やした。危ない危ない。熱さで死ぬかと思った。けれどとても美味しい。どうして焼いたパンの上に乗っているツナマヨコーンととろけるチーズは、こうも美味しいのだろうか。
「幸せだなあ」
思う存分味わった後は、それらを流し台に持っていき片付けをする。片付けまでが朝食なのだ。
「さて、どれから読もうか」
積み上げられた本をざっと見た感じ、恋愛ものが多い気がする。この前まで書いていた小説も、見ていた映画も恋愛ものだったよなと思い、何だか新しい出会いとか何とかに飢えている感じがしてくすりと笑った。
そして私はその中から、恋愛もの以外をピックアップし読むことに決めた。
「あ、これにしよ」
手に取った本は、ついこの前読んだ漫画のノベライズ。長編バトル漫画シリーズの第五部、ギャング・スターの少年が主人公である物語に登場する(本編では死んだわけではないが、途中で離脱した)ある仲間を掘り下げたオリジナルのストーリーらしい。賛否両論あれど、面白いと聞くそれをまだ読んでいなかったな、と思いページをめくった。
もちろん、読書のお供はジミヘンのパープル・ヘイズで。
──着信音で我に返り、慌ててスマホを手にとる。
「もしもし」
着信は高校からの友達だった。
「いや、本読んでた」
邪魔しちゃってごめんねという彼女は、どうやら言いたいことがあるらしい。
「大丈夫だよ。どうしたの」
聞いていると、どうやら此度の宣言のせいで会えなくなったことを寂しがっているようだ。そういえば、来週あたりで会いたいねと話していたことを思い出す。流石にこの世間の状況で会うことは憚られるからと、ビデオ通話で飲み会がしたいらしい。
一瞬どういうことかと思ったが、つまりは各自の家で飲み会ということだろう。片付けが面倒ではあるが、いつもなら飲みすぎてしまうところをセーブできる(かもしれない)し、外に出なくていいのは何より楽だからいい。
「うん、いいよ」
私が答えた途端少し暗かった声も明るくなり、食い気味に「じゃあ今日の夜ね!」と彼女は言った。
「今日!? いいけど」
「ありがとう! じゃあ後でね」
彼女はそれだけ言って通話を切った。相変わらずマイペースだなぁ。と思いつつ夜のためにある程度の準備をしておいた方がいいかとキッチンに向かおうとして、伏せてある読みかけの本を思い出した。
「とりあえず続き読もう……」
読み進めた本が面白すぎて彼女から連絡が来るまでずっと読んでいたから結局良い感じのおつまみを作ることは叶わず、いつも食べている格安スーパーの冷凍枝豆をお供にオンラインの飲み会に参加することになった。それは思っていたよりも盛り上がって、呑みすぎて酔い潰れてしまったし後片付けやらが大変だったのだけれど──楽しかったから全て良し。
5月10日
毎日毎日、同じようなニュースでうんざりする。
何の作品とは言わないけど、流行り物に乗っかって「私オタクなんですよね」とかいうクソミーハーエセオタクの会話くらいうんざり。どうでもいいんだよ、こっちからしたら。
5月13日
ステイホーム期間とやらが始まってからというもの、いつもよりだらけてしまっているような気がする。(いつもと変わらないだろうなんてツッコミは置いといて)
緊急事態宣言が延長されたからといって、いつそれが終わるかもわからないし、バイトが再開するかわからないのだからちゃんとした生活をしておいた方がいいというのも分かる。でもこんなにゆっくり過ごせることは滅多にないかもしれないと思うと……。それはそうと、何もしないのはもったいない気がする。
ああ、そういえばこの前の飲み会で友達に勧められたソシャゲをまだやっていない。積み本を消化しているうちにすっかり忘れていた。早速スマホでアプリストアを開き、お目当てのアプリをインストールする。
彼女曰く、このゲームは異世界転生系の周回メインRPGらしいが、主人公の性別が自由に選べるとか、恋愛要素だとかガチャ要素があるとかで二次元界隈で凄く人気らしい。
私はその界隈について明るくないけれど、彼女が勧めてくれたものは全て見たし、ことごとくハマっていた。だから今回も例外なく期待している。ゲームシステムをざっくり聞いただけだからどんなキャラクターが出てくるのかも知らないし、公式サイトでも見てみようかなと思っているうちにダウンロードが終わっていた。
ワクワクしながらアプリを立ち上げると、そこには獣人や人かどうか怪しい生き物が並んでいた。
「これ……どういうゲームなの」
恋愛要素──とは。
美女と野獣的な感じなのだろうか、こう、絆を深め心が通じ合ったときに真の姿に戻る的な感じの。
そう考えていると、とても気になってきた。早速始めよう。
……いや、まずは朝ごはんを食べようかな。音を鳴らして空いていることを主張してくるお腹を満たさねば。
お茶碗にご飯をよそって、冷蔵庫から昨日の晩御飯の残りを取り出す。レンジでいい感じに温めた。少し温め過ぎたような気はするが、問題はないだろう。冷蔵庫から出した海苔の佃煮も合わせて、ちょっと遅めの朝ごはんを食べた。
片付けをし、歯磨きをしながら今日のことを考える。ゲームを少し進めたら本の続きを読んだり、映画でも見ようか。いや、そろそろ何か新しい小説を書き始めようかなと。そんなことを考えていたのに。
「もうこんな時間……」
充電器につながれたスマホで時間を見ると、夕方五時過ぎになっていた。あれからずっとゲームをやっていたようだ。
散りばめられた伏線と、それの鮮やかな回収。個性豊かなキャラクター達の過去や心情といったストーリーの面白さはもちろん、プレイヤーのレベルを上げて特別クエストをクリアしないと読めないことや、操作キャラのレベル上げや進化などの育成要素、それに伴う素材集めの周回などなどやり込み要素も満載でつい時間を忘れてやり込んでしまった。休業中のバイト先から支給された出勤日数分の通勤費も気がついたらこのゲームに溶けていたし、この沼は奥が深い……。だが時間的に、流石にそろそろ晩御飯の準備とかをしたいところである。でも、この特別クエストだけクリアしてしまいたい……続きが読みたいのだ。そう思ってあと一回、あと一回とだらだら続けて既に三十分程が経っているのだが、どうしてもクリアできない。キャラの育成は出来ていると思われるのにどうしてクリアできないのだろうか。うーん……。
あまり攻略サイトを見るのは好きではないのだけれど、今回ばかりはしょうがないと言い聞かせることにした。これでなんとかクリアできたら良いんだけどなぁ……。
「……とりあえずご飯の準備しよ」
6月9日
今日はいつもより早起きをした。何故なら、緊急事態宣言の解除を受け休業していたバイト先の営業が再開したからなのだ。つまりバイトの日ということである。久しぶりだから少し楽しみな気もするが、外に出ないといけないめんどくささもあり複雑な顔で準備をしていた。
「めんどくさいけど今日頑張ったらゲームの新章……」
今日の午後、丁度バイトが終わる頃にゲームのアップデートが入るはず。先月苦戦していたクエストは、なんとか攻略サイトを見てクリアしその後も順調に進んで直ぐに配信分を終わらせてしまったため、ずっと続きが来るのを楽しみにしていた。今日はこれを楽しみに頑張ろう。
「行ってきます」
「新章も最高だった……、」
とまあこんな感じで、朝からずっとバイトに勤しんで楽しみにしていたゲームも進み終え大満足の一日だったのだが……そういえば先月からゲームしかしていないんじゃないか? ということに気がついた。そろそろ何か書こうとは思っているんだけど、すっかり忘れていた。いや本当にそろそろ何かしないとマズイよなぁ。そう思いながらずっと閉じたまんまになっていたノートパソコンをふと開くと、三月に応募した作品の選考結果を示すメールが届いていた。どうせいつも通り落ちただろうとは思いつつも、メールを開こうとする手に緊張が走る。
「結果は──」
選考落ち。
やっぱりか。まあそんな気はしてたけれども。
結果と共に送られていた講評シートを印刷してからパソコンを閉じ、何か応募できそうなものを探そうかな、なんて思いスマホを見ながら眠りについた。あまり期待はできないが、明日の私に期待しよう。
7月22日
先月ああは言ったものの結局すぐに寝てしまったし、昨日は結局映画を見ていたし、コンテストはしっくりくるものが見つからなかった。今日も探しつつ自分の好きな雰囲気のものを書こうかな。ジャンルはどうしよう。とりあえず思いつくまで何か参考になりそうな本を読むことにしたが、積んだままになっていた本はステイホーム期間に粗方読み切ってしまったからどうしようか……そう考えていたら一つの帯が目に入った。
「アニメ化か、」
正直そんなに興味はないのだが、小説を読んだときと映像で見たときでは違った印象を得られるかもしれないし何か参考になるかもしれない。放送自体は数年前らしいけれど、ラッキーなことに動画配信サイトで配信されているようだ。
じゃあ、今日はこれを見る日にしよう。
映画を見るときみたいに照明を良い感じの暗さにして、お菓子と飲み物を用意してからテレビの前に座る。
主人公の語りから始まる物語は小説だと日常的な日記を読んでいるような印象だったけど、映像になると生活を覗き見ているような不思議な感覚になる。
それから一日かけて全話見終えた。とても有意義な時間だった。小説だけど映像が見えるような感じに書けたら面白いかな、なんて書きたい雰囲気がぼんやりと見えてきた気がする。
これから頑張ろう。
ああ、そういえば新規感染者は徐々に減っているようだ。でも夏休みが始まると、また観光だとかで増えるんだろうななんて思った。私のバイト先は、感染対策をしているとはいえ観光客が主だからどこで濃厚接触しているかわからないような人ばかりが来る。どちらかというと無関心だったけど、やっぱり感染は怖い。正直来ないでほしい。バイトは暇なままがいいや。
8月23日
バイトが始まるにつれ段々と書く量が減っている気もしなくはないが、いつも三日も経たずにやめてしまう私は何とか半年間日記を書き続けた。(ほぼ月一だけど)
きっかけは、その時感じた感情や記憶を残しておこうかなと思ったこと。ただそれだけ。なのに本当我ながらよくやったと思うよ。うん。
特に事件も何も起こらない平凡な日々だったけれど、こうやって読み返してみると結構充実してたような。(ご飯のことばかりな気はするが)同じくらいだらけていたというツッコミは置いといてほしいところ。
それはそうと、こうやって今日書いているのはこれからしばらく忙しくなりそうだからだ。または、また締め切りに追われるからともいう。どちらにせよ今日が書き収めである。
世の中は、相変わらずだけれど少しだけ外に出やすい環境になりつつあった。元々引きこもり体質ではあったが、流石の私もそろそろネタを外へ探しに行きたいところ。
どうやら天気も良いみたいだし。
もちろんマスクをして、消毒スプレーも忘れずに。久しぶりにバイト以外の日に、外への一歩を踏み出した。が、
「──暑い、」
やっぱり出るのをやめた。
君には引きこもりがお似合いだよ、と言わんばかりの太陽の日差しに私は勝てる気がせずエアコンが効いた部屋の中へすごすごと戻ることとなった。
……日記の締めがこれでいいのだろうか。
あとがき
誰に見せるでもない日記にあとがきは必要ないと思うのだが、締めがあれではあまりにもあれだと思ったためにこのページが急遽作成された。(語彙力もあまりにもあれ)
これが何か創作物になるか、それともただの記録になるかはわからない。ただこれを無駄にしないように、糧にできたら良いなと思いながら今日もこうやって書いている。
明日は何が起こるかな。