寛政の一揆 現地研修会 2020.11.03 21:53 10月22日津観光ボランティアガイドネットワーク協議会の現地研修会がありました。1796年(寛政8年)に津藩で起こった「寛政の一揆」の首謀者の一人として処刑された同町の庄屋、町井友之丞ゆかりの場所です。町井友之丞は30代の若さでした。地元では、世直し明神として海泉寺墓地に顕彰碑が建てられました。海泉寺は、榊原のいちばん西に位置するお寺です。峠を越えると白山町佐田地区です。白山町の人々はその峠を越えて津城に向かいました。 談義穴「海泉寺」の裏の谷を登り切った辺りに談義穴という洞があります。ここは寛政の一揆を計画した場所とされています。高虎から九代目の藩主高嶷(たかさと)のとき、藩の財政を立て直すために均田制などの政策が取られることになりました。 当時の谷杣・川口・八対野の三村の庄屋がこの談義穴で藩の政策は受け入れられないとして、藩に請願書を提出しました。でもその誓願は聞き入れられず、寛政8年(1796)12月26日ついに一揆は起こりました。 参加者に説明する「榊原温泉ふるさと案内人の会」の田中さん