愛鷹先生
今年で7才になった愛鷹は牡3兄弟の狩りでも1番控えめで性格も大人しく白銀をリーダーに慕って紫雲が持ち前の足の速さで獲物を追い込み愛鷹が回り込み白銀が捕まえ獲物の上で仁王立ちと言う絵面が若犬の時の経験でした。
だいたい3頭でいれば怖いものがない3兄弟でしたが、そのバランスが崩れたのは3才になる頃、絶対的群れのリーダーの白銀の存在が大きくなりすぎ、2対1の喧嘩をするようになってからは白銀は1匹狼になってしまいます。
未だに負け知らずですがさすがに2頭でかかられたら大変なので、この頃から別々にし紫雲と愛鷹コンビになってからは、途端にバランスが崩れた獲物の追い込みが難しくなりました。
主人は元々単独ですが、単犬を考え始めたきっかけです。
犬だけで止めていた獲物が止まらなくなる。まだまだ犬任せの猟スタイルから抜け出せず自問自答を繰り返す。犬との距離が離れていく(なんで、どうして)それでも甲斐犬と言う犬種に拘って現在はすっかり甲斐犬単独猟の愛鷹先生です。
主人は、「今思うと恥ずかしく犬任せの猟だった。自分はただワサワサ近付いて撃つか止め刺しするかで、犬に相当負担を掛けていたと思う。今は犬のサインを見逃さず獲物にバレずに常に考えて行動してる。」と言っています。
ハクもクマも主人にとって単犬の先生でした。失敗を繰り返して成長させてくれ山を教えてくれた賢い犬です。
そうして今、主人にも若犬にも教えてくれる存在にまでなった犬は愛鷹で主人は愛鷹先生と呼んでいます。
Youtube動画投稿ではまだ慣れず編集に手こずっていますが、第1話には掲載できると思います。
また出猟日を改めて主人は天候をみて昼から雨だったので2時間くらい出猟しに愛鷹先生を連れて行きました。
思ったより早くに雨が降り出したけど、ちょうどシダにいた猪とのやり取りの動画が取れたので、第2話で公開予定です。