ザ・フューチャー・イズ・ユアーズ／アン・ジルチ
この本には「フューチャー・ライフ・プログレッション(FLP)」のセッション例と、31種類のエクササイズ（イメージング手段）（そのうち2つは、各エクササイズの前後に必要）が書かれています。
FLPについてはこちらのサイトをどうぞ。
（※「FLPのブログ」は2013年から更新されていません）
期間限定だったのかもしれません。
（追記：2021年05月10日
発行から10年が経過しようとしていますので、読まなくてもいいんじゃないかな〜）
日本FLPのトレーナー育成の為のセミナーも、2013年4月のセミナーがキャンセルになった後は進展がないようでした。
……という状況の、日本におけるFLPですが、本の内容は、とても良いもので、自分でおこなう分には活用できる内容です。
「ようです」というのも、本の中では「一言で簡単に説明するのは不可能です」と説明されていますので、本を読んだ程度の私が説明できる訳もなく、私の印象では、という程度でお願いします。
「良いイメージングをしましょう」と教えてくれるサイトは多々ありますが、私は、個人的にはイメージングが上手な訳ではありませんので、「具体的に、何をどうしたらいいのか」という戸惑いを感じる事があります。
イメージングをしようとして寝てしまったり、当初おこなおうと考えていた内容とはほど遠いイメージング内容になってしまったりという経験が……ありませんか？ 私はあります。
この本に説明されているイメージング誘導方法ですと迷う事は少なくなると思われます。恋愛・仕事・ビジネスチャンス・（悪い）パターンからの脱出・魂の目的（天命）・未来の自分・未来の世界、について細かく対応できるイメージング誘導の方法が説明されていますので、うまくできない方は実践なさってはいかがでしょうか。
まぁ31もありますので、項目別に販売したとしても5枚以上のCDになってしまいそうなので、難しいのかもです。
紹介されているエクササイズを実践する場合は、自分の声で録音したものを聞きながらか、他の方に読んでいただいて進めた方が良さそうです（自分の声を録音してセルフセッションをする為に必要な事などは、調べ中です。納得のいく内容になり次第、アップします）。
この本の中で、私が最も驚いたのは「私たち誰もが四つの将来、四つの道をいつも抱えているという事です」という言葉でした。
ネット上でよく見かける説明に「人生の選択肢は木の枝のように分かれて、枝は無数にある」というものがありますが、私は、鑑定をしていて「それほど無数にある訳ではない」と感じていたからです。
一本道ではない事は解っていましたし、選択した道のその先も、また複数に分かれている事は解っていたのですが、「四つ」という数字に納得がいきました。
極端な説明になりますが、「道」を平面的に捉えた場合、一番右側の道を常に選択していたら、一番左側の道からは、どんどん遠ざかります。
私が鑑定時に視ているイメージは立体的なものなのですが、それでも、「この道を行ったら、他の道とは二度と交差しない」という道は存在します。
最善の道・幸せを感じられる道・本来に進むべき道の最短ルートを通らなかった場合は、遠回りして、選択を誤った時の、少し前に戻るようなイメージを受けます。
時間に関する「固定観念」についても、なるほど!!と気づかせてくれました。
NLP（神経言語プログラミング Neuro-Linguistic Programming）でも時間に関する説明がありますが、私が読んだ書籍の中には、この本ほど納得できる説明は、なされていませんでした。
時間に関する、世間的な固定観念を崩したい方、イメージングの種類を多く知りたい方に、お勧めの本です。
ブックレビューの目次はコチラ