8/11(木・祝)15:30よりAbemaTV「麻雀チャンネル」にて放送された、第1回麻雀プロ団体日本一決定戦第1節1回戦A卓の様子をお届けします！

対局者は、起家から順に

佐々木寿人（日本プロ麻雀連盟）

多井隆晴（RMU）

石橋伸洋（最高位戦日本プロ麻雀協会）

鈴木たろう（日本プロ麻雀協会）

レポーターは、鈴木聡一郎（最高位戦日本プロ麻雀協会）です。

「どこの団体がライバルですか？」

事前のアンケートに、こんな質問があった。

ほとんどの者が、まるで優等生のように「全部」または「特になし」と答える。

普段は優等生でもあるまいに、面白くもない回答を並べてどうするのか。

ここは、選べなくても無理矢理1つを選ぶところだろう。

そんな中、優等生という言葉からは無縁の2人の答えが、見事にぶつかった。

佐々木寿人（プロ連盟） 「RMU」

多井隆晴（RMU） 「あまり意識していませんが、プロ連盟はやっつけますよ。ふふふ。」

それを見て、「ああ、この2人は、さすがにエンターテインメントというものをよくわかっているな」と嬉しくなったのだった。

佐々木という色白の痩身は、とにかくよく攻める。

まずは東1局、9mをツモ切って挨拶代わりのハネマン放銃でスタートすると、続いてリーチ宣言牌の6sで、オヤリーチの石橋に3900放銃。

さらにペン7mのリーチドラ1で先制リーチをかけると、2mを掴んでオヤのたろうに5800を打ち上げる。

南1局、自身のオヤ番を迎えたときには、持ち点はすでに4400まで減らしていた。

しかし、こんな持ち点には慣れている佐々木。

「まだ持ち点がマイナスではないし、別に問題なし」

そのようにでも思っているのだろうか。

視聴者の心配など全く意に介さず、ここから佐々木が4000オール、2900と2連続のアガリであっさり2万点台まで持ち点を回復する。

一方、多井はというと、オールラウンダーらしいアガリと守備で、堅実に点数を積んだ。

まずは、場に安いマンズ待ちでオヤリーチをかけると、ソウズに寄せていたたろうがツモ切った1mを一発で仕留めて5800。

南場のオヤ番でも、あえてピンズを厚く持たず、先に1p7pをツモ切って三色に決め打つと、カン4p待ちでリーチ。

たろうから4pを釣り出し、ウラも乗って12000。

多井はこれで持ち点を5万点に乗せ、独走態勢に入った。

ところが、その次局開始直後、6pという落雷が卓に打ちつけられる。

これが第1ツモとあらば、紛いなき地和である。

アガったのはこの男↓

青天の霹靂に歪む多井。

多井vs佐々木、第1ラウンドは、多井にとっても、佐々木にとっても、予期せぬ形で佐々木が制した。

【1節1回戦A卓結果】

佐々木（プロ連盟）　+49.8

多井（RMU）　+15.9

石橋（最高位戦）　▲12.9

たろう（プロ協会）　▲52.8

麻雀プロ団体日本一決定戦という世紀の対決は、TV対局史上初となる衝撃的な地和で幕を開けた。

果たして、優勝するのはどの団体なのか？

強者の一打を目撃せよ。

鈴木聡一郎（最高位戦日本プロ麻雀協会）

■次回放送（二日目）：8月25日(木) 16:00～